文=坂東良晃(タウトク編集人。1987年アフリカ大陸5500km徒歩横断、2011年北米大陸横断レース5139km完走。人類初の自足による地球一周(喜望峰→パタゴニア4万km)をめざし、バカ道をゆく)
(前号まで=アフリカ大陸の徒歩横断を試みる“ぼく”は二十歳。アフリカ東岸の国ケニア共和国の港町モンバサを出発し、タンザニア、ルワンダ、ザイールのサバンナやジャングル地帯を踏破する。中央アフリカ共和国の首都バンギでは、永遠の宿敵であり登山家の「ヒグマ」と偶然の再会を果たし、自分たちの「旅」について無限のような対話を繰り返す。五千キロ余りを踏破し「最後の国」カメルーンの首都ヤウンデに着く)