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2010年02月13日

月刊タウン情報トクシマ1月号 実売部数報告1001_タウトク部数報告.pdf
1001_タウトク部数推移.pdf

月刊タウン情報トクシマ1月号 実売部数を報告します。タウトク1月号の売部数は、
8072部でした。詳しくは、上部のファイルをクリックしてください。
メディコムは、「月刊タウン情報トクシマ」「月刊タウン情報CU*」「結婚しちゃお!」の実売部数を創刊号から発表しつづけています。

雑誌の実売部数を発行号ごとに速報として発表している出版社は、当社以外では日本には一社もありません。実売部数は、シェア占有率を算出し、媒体影響力をはかるうえで最も重要な数値です。他の一般的な業界と同様に、出版をなりわいとする業界でも正確な情報開示がなされるような動きがあるべきだと考えています。わたしたちの取り組みは小さな一歩ですが、いつかスタンダードなものになると信じています。

2010年02月05日

おいしい専門店の感動メニュー&徳島ファストライフ tokushima-cu1003
■第1特集■
おいしい専門店の感動メニュー

フレンチ、イタリアン、中華、韓国料理、お蕎麦に寿司、スイーツと
徳島で話題の美食店から選りすぐりのメニューをご紹介いただきました!
味のおいしさをとっても、見た目の美しさをとっても申し分なしの
とっておきグルメにはいつも料理人の熱い思いが込められています。

2010年02月04日

花嫁100人の本音感動体験がたっぷり詰まった結婚しちゃお!春号が発売されました!
kekkonnshichao20100201.jpg徳島で結婚を決意したら真っ先に読んでほしいブライダル情報誌「結婚しちゃお!」。
地元徳島で大人気の結婚式&披露宴会場を全35タイプ掲載!
ホテルウエディングやハウスウエディングなど、きっとピッタリの会場に出会えます。
また、今回の大特集では徳島で結婚式をした先輩花嫁さんが100人登場!先輩たちが挙式や披露宴でのこだわりや感動したところを紹介しているので、ぜひぜひ結婚準備の参考にしてくださいね。
結婚しちゃお!は徳島県内の書店・コンビニなどで発売しています。280円です。

2010年02月03日

さらら2月4日号で、お家の中をプチリフォーム
salala0204わが家をもっと過ごしやすい場所にするために、10万円以内でできるお手軽リフォームをご紹介。たとえば結露防止のために内窓を設置、部屋の床を無垢材のフローリングに、ベランダにウッドデッキを敷いて家族の憩いの場に…。「高いんじゃない?」いえいえそんなことありません。これ全部、10万円でできちゃうんです!

そして恒例の表紙「さらランキング!」。今回のテーマは「私、流行りにのっとうわ〜」と思うこと。マラソンや龍馬、つけ麺にホルモン。時代の今を表す10のキーワード。ピンと来たあなたは、流行ど真ん中かも!
●「ほっとライフフォーエバー」
「健康」「福祉」「保険」。私たちの暮らしをサポートしてくれる情報もりだくさん。

●「家族で楽しめるお店」
子ども連れでも外食を楽しみたい! そんな気持ちをサポートしてくれるお店へ。今回は鳴門のあのカフェ!

●「これカワイイ♪」
流行に敏感な女子高生が、携帯電話をキラキラに飾るデコレーションアイテムをチェック!

●「さらら何でも質問箱!」
エスニック料理に合うタイ米はどこで手に入る? 購入できるお店をご紹介。

1月から「くらしエンタテイメント」として生まれ変わったさららは毎週第1・第3木曜日に徳島新聞朝刊とともにお届けしています。
次回は2月18日(木)。お楽しみに!

バカロードその8 風車に挑むバカ
文=坂東良晃(タウトク編集人、1967生まれ。18〜21歳の頃、日本列島徒歩縦断、アフリカ大陸徒歩横断など約1万キロを踏破。男四十にして再びバカ道を歩む、か?)

 サブスリー。自己記録の更新を励みに走る市民ランナーにとって、その言葉は陶酔するほどの憧れ。どんなに頑張っても手の届かない存在。ファンランナーでもなく、かといって研ぎ澄まされたアスリートでもない自分とは、明らかに一線を画す世界。
「自己ベストは2時間50分チョイです」なんてランナーに出会った日には、畏れおののき、鶏ササミ肉のような太腿の筋肉をしげしげと見つめ、頬ずりナメナメしたい欲望を押しとどめるのに必死。
 フルマラソンを3時間以内で走れるランナーは、全マラソン完走者のうち5%程度とされる。20人に1人しか到達できない選ばれし民の領域だ。
 ・・・と思っていた。
 2年前、6時間近くかけて精根尽き果てフルマラソンを完走したときには、自分が3時間台はおろか4時間台で走れることすら想像できなかった。村上春樹の著書「走ることについて語るときに僕の語ること」を5回読み直し、市民ランナーとして心情の同化を試みるが、フルを3時間31分台で走る小説家はファンタジーの世界の住人に変わりなかった。テレビ番組「ごきげんブランニュ」でサロマ湖100キロウルトラマラソンに挑戦した大平サブロー師匠の涙の完走劇を感動をもって見つめながら、しかし100キロという途方もない距離を12時間18分で走る師は、庶民とは別次元のアスリートだと理解した。特別な心肺能力と特別な脚力を与えられた凄い人たちだ、と。
 2年間毎日こつこつと走り、あちこちのレースに参戦しているうちに、彼らが特別なランナーではないことがわかった。
 レースでドン尻近くを走っていると、中間地点を折り返してくる上位のランナーとすれ違う。こっちはのろのろ走っているから彼らをよく観察できる。
 フルを2時間30分で走るトップグループの選手は、弓で弾かれた矢のごとく空中を滑空している。大腿部や上腕にムダな体脂肪は一片もついていない。ランニングシャツで隠された胴回りだって、必要かつ最小限の筋肉で覆われているだろう。エネルギーをロスする効率の悪い要素はランニングフォームから一切除外されている。地面を激しく鞭打つような足音。野性の草食動物がサバンナを疾走するような美しさだ。どれだけ走り込み、鍛え抜けばこうなれるのだろう。
 やがてサブスリーを狙うランナーの一群が現れる。二・三十台中心のトップグループに比べると、世代はぐっと幅広くなり五・六十代と見受けられる熟年ランナーがいる。2時間30分台の集団と明らかに違うのは、定型の「美しいフォーム」を逸脱したランナーが少なからずいる点だ。身体を斜めによじり、あるいは首を傾け、激しく前傾したり、腕を左右非対称に猛烈に振りながら走る人がいる。印象的なのは表情だ。30キロ地点を走る彼らの顔は、苦しみに満ちている。限界、まさに自分の限界ギリギリまで力を振り絞りながら、キロ4分15秒ペースを維持するために顔をゆがめ、息をあらげる。
 サブスリー集団が通り過ぎるとランナーはまばらになる。しばらく単独走がつづき、サブ3・5を目標とするあたりでぐっと人の厚みが増す。目標設定タイムが後になるほどに、表情は落ち着きを取り戻していく。彼らはつっこみすぎす、自重しすぎず、42キロという距離を理想的に走りきる「最良なる自分」を見つけるために黙々と行をこなしている印象だ。今まで失敗したレースから得た教訓を頭の中で呪文のように唱えながら走る。飛ばしたい欲望に耐え、休みたい欲望に耐え。
 どんどんと人間の塊が大きくなっていき、サブフォー狙いの大集団がやってくる。キロ設定5分40秒を守るために、人垣の後方で遮二無二食らいついている人もおれば、ラン仲間と談笑しながらレースを楽しんでいる人もいる。このあたりからは、壁を乗り越えようと苦悶するランナーと、ランニングを心から楽しむエンジョイランナーが入り混じりはじめる。
 先頭集団の通過から1時間ほどの間に、とても丁寧に、そして緻密に分類された博物館の展示物のように、階層化された人間絵巻が展開される。体型は徐々に重みを増す。ショート丈のレーシングパンツがロングスパッツに変わり、ミドル丈のトランクスやランスカになる。厳しい表情は春の雪融けのように緩んでいく。
 そして気づかされるのである。サブスリーランナーが特別な運動能力を与えられているのではないと。より自分を追い込み、3時間という長い長い時間(それは日常過ぎていく時間の感覚とは明らかに違う)、一定の苦しみに耐え抜いた人が得られる称号なんだと。設定タイムより遅れた10秒を取り戻すために、どれほどの努力を要するのか。風呂上がりに缶ビール片手にボーッと眺めるTVCM1本15秒とは明らかに異なる時間の価値。レース中の10秒の重みといったら!
 やがてモーレツに自分に腹が立ちはじめる。サブスリーなんて無縁の世界と決めこみ、ガス欠だの膝が痛いだのと理由をつけてジョグペースで走っている自分にだ。般若顔で2時間59分を狙うオッチャンランナーの苦しさを数値化すれば、ぼくの
「こんなツラいこと二度としたくない」欲求など屁でもない。
 ぼくは、まだ何も努力してないではないか。やれるかどうかの検討に入るのは、やるべきことをやった後の話だ。
 サブスリーを狙おう。できる、何ごともできると思いこむことがスタートだ。できるかどうかわからない、ではダメだ。大いなる勘違いでいいのだ。巨大な風車に戦いを挑んだドン・キホーテになるのだ。ゆくぞサンチョ・パンサ!高らかに鉦を鳴らせ!世の中、勘違いしたもん勝ちだ!
 毎日の1本1本の練習にテーマを持とう。目的のない練習、ランニングはしてはならない・・・この教訓は、瀬古利彦著「マラソンの神髄」の受け売りである。瀬古さんは駅伝やマラソン中継の実況席でいつも素っ頓狂なことを言っているヘンなおじさんと一般に思われており、実際そうなのだが、決してそうではないのだ! キリスト、アッラー、ブッダに並び立たせたいほどの神様・仏様・瀬古様なのだ。
 瀬古さんへの深い愛についてはいつの日か語るとして、ぼくは今まで日々ダラダラと長時間走っていただけで、追い込みトレーニングが根本的に欠如していた。トレーニングに充てられるのは1日に1〜2時間。限られた時間で、自分をマックス追い込む方法を考え、実行しはじめた。
□週3回、200m〜1000mのインターバルを決めた本数やる。
□週末は20〜30キロのペース走。設定4分30秒〜4分45秒。
□つなぎのジョグ+ウォーキングは、サブスリーできるフォームへの矯正を考えて行う。
□月1回の10000mタイムトライアルで38分をめざす(今は42分。あと3分半縮める)
□補強運動の徹底。特に腹筋・背筋の補強を毎日各100回×2セット以上。また、体幹および身体の側面の細かな筋肉を増強させる。
□体重を63キロ→55キロ以下まで絞る。体脂肪率9%以下にする。
 現状、けっこう重い体重を背負って(身長167センチ、体重63キロ、体脂肪率16%)、フル3時間30分まで達した。もっと追い込み、さらに絞り込めば3時間切れるのではないか。いや絶対に切れる!
 商売をやるくらい真剣にランニングを突き詰めればいいのだ。商売は結果がすべて。結果を出すためには、綿密に計画を立て、攻め所を見つけ徹底的に攻める。 経営計画を時系列で設定するように、ランニングの目標にもタイムリミットを設けよう。2010年内に3つの目標を達成する。
目標 フル3時間を切る。
目標 100キロ10時間を切る。
目標 スパルタスロン(246キロ)に出場し、時間内完走(36時間)する。
 できなければまた来年・・・は許されない。もしできなければオカマになる。オカマになって世界を制す。ケツ掘られたくないのなら、死ぬ気で走れ自分!

2010年01月29日

徳島の結婚式場を徹底ガイドした徳島ベストブライダル創刊!!bestbridal「どこで式をしようか?」。結婚を決めたふたりにとって何よりも重大なことは、結婚式をどこで挙げるかということ。チャペルのイメージや披露宴会場の雰囲気など、徳島のさまざまな式場の情報を収集し、ふたりの憧れを現実にできる場所を探していく。そんなとき、ぜひ手にとってほしいのが「TOKUSHIMA BEST BRIDAL(380円)」。県内の主要な結婚式場のブライダルシーンをすみずみまで紹介した、式場選びの決定版です。ページをめくると、本当に式場を見学しているような気分にきっとなるはず!徳島ベストブライダルを大活用して、ふたりのベストブライダルを見つけよう。
徳島のラーメン店90店掲載、とくしまラーメン団発行!! tokushima-ramendan広く名を轟かせる有名店、新スタイルのラーメン店、殿堂入りを果たす昔ながらの中華そば店、地元民のみぞ知る内緒にしておきたい店など、全90店を掲載した「とくしまラーメン団」。これまで語られることのなかったお店の歴史を紐解き、ラーメンに懸ける店主の熱き思いを綴った1冊です。体の芯まで温めてくれる1杯のラーメンには、語りつくせないほどの人間ドラマが秘められていました。本書を読めば、ラーメンを食べに行かずにはいられません!!!
定価1000円、四国各県の書店、コンビニなどで発売中。

2010年01月28日

限定のうまいもんがぎ〜っしり!タウトク2月号発売! tautoku-1002★限定メニュー★
「限定」と聞いて、ついつい衝動買いしてしまうという経験はありませんか? 限りあるからこそより輝いて見える、魅力的な冬メニューを一挙に紹介! あつあつのトマト鍋やこの冬新登場のチョコ系スイーツ、お店の人が特別に教えてくれた期間限定メニューなど、今すぐ食べたくなるメニューを集めました。

★遂に発表!ミス制服、徳島一男 2010★
徳島で一番制服が似合う女の子、徳島で一番カッコいい男の子が遂に決定!約9カ月間追い続けた今年度の徳島高校生NO.1の称号は、ダレの手に!?

2010年01月22日

月刊タウン情報CU*12月号 実売部数報告0912_CU部数報告.pdf
0912_CU部数推移.pdf

月刊タウン情報CU*12月号の実売部数を報告します。CU*12月号の売部数は、
6411部でした。詳しくは、上部のファイルをクリックしてください。

長らく雑誌の実売部数はシークレットとされてきました。雑誌は、その収益の多くを広告料収入に頼っているためです。実際の販売部数と大きくかけ離れ、数倍にも水増しされた「発行部数」を元に、広告料収入を得てきた経緯があります。
メディコムでは、その悪習を否定し、「月刊タウン情報CU*」「月刊タウン情報トクシマ」「結婚しちゃお!」の実売部数を創刊号以来、発表しつづけています。

2010年01月21日

さらら1月21日号で贈る♥HAPPYバレンタインチョコ tokushima-salala0121今年もスィートな季節到来! というわけで、今回は洋菓子店やスーパー、デパートで、今年注目のバレンタインチョコを教えてもらいました。今流行りのキャラメルを盛り込んだものや、絶対に外せない定番の味など、どれも食べたくなるものばかり。さぁ、あなたはどれにしますか?

話は変わって、今回の表紙「好きな漬けもんランキング」に。種類はたくさんあっても、好きな漬物となると限られてくるもの。「私はこれが好き!」というこだわりのある漬物好きの徳島人が語る魅力やおすすめの食べ方などを読めば、ほら漬物が恋しくなる。

2010年01月14日

2010年、とくしま女子に流行るのはコレだ!! tokushima-cu1002■2010年、徳島の女性が押し寄せる!
 HITグルメ&ニュース100
グルメ、アイテム、遊びまで多岐に渡って、今年流行るであろう最新トレンドをCUが大予想! そば粉のクレープ・ガレット、ラザニア、スパイス料理、タジン鍋、あずきスイーツ、フルーツティー、ファストファッション、美ジョガーなど初めて耳にするキーワードもあれば、聞いたことはあるけどまだよく知らないというものもあるはず。各項目、魅力ポイントの解説付きなのでこちらを参考にチャレンジしてみて♪
月刊タウン情報トクシマ12月号 実売部数報告0912_タウトク部数報告.pdf
0912_タウトク部数推移.pdf

月刊タウン情報トクシマ12月号 実売部数を報告します。タウトク12月号の売部数は、
8650部でした。詳しくは、上部のファイルをクリックしてください。
メディコムは、「月刊タウン情報トクシマ」「月刊タウン情報CU*」「結婚しちゃお!」の実売部数を創刊号から発表しつづけています。

雑誌の実売部数を発行号ごとに速報として発表している出版社は、当社以外では日本には一社もありません。実売部数は、シェア占有率を算出し、媒体影響力をはかるうえで最も重要な数値です。他の一般的な業界と同様に、出版をなりわいとする業界でも正確な情報開示がなされるような動きがあるべきだと考えています。わたしたちの取り組みは小さな一歩ですが、いつかスタンダードなものになると信じています。

2010年01月10日

バカロードその7 2日連続フル
文=坂東良晃(タウトク編集人、1967生まれ。18〜21歳の頃、日本列島徒歩縦断、アフリカ大陸徒歩横断など約1万キロを踏破。男四十にして再びバカ道を歩む、か?)

 6月からの6カ月で、18本のレースに出た。うちフル7本、100キロ以上5本。
 会社勤めをしながら極限まで脚を酷使する目的は果たせつつあるのだろうか?
 左膝の内側に剣山がはさまっているよな痛み、両方のハムストリングは紙ヤスリでガリガリこすられる違和感。日常歩くのも支障がある状態まで持っていけた。夜は寝床につくと3秒で睡眠に入り、朝は身体が布団にへばりつくような鈍い疲労感で目覚める。うーん、しんどい。確かにしんどいのだが、だからといって、これが1000キロ、2000キロ、5000キロ続けて走る大陸横断の予備トレになっているかといえば、はなはだ疑問である。甘すぎるんじゃないですかな、これは。モハメド・アリと決闘するのに、蝶々を相手にシャドウボクシングして疲労困憊してるレベルの話。もっと追い込みたい。
 追い込み計画その1として2日連続のフルマラソンに挑む。といっても毎日70キロ〜100キロ走るのが日常の超長距離フットレースの世界では、「だからどしたん?」レベルのお話。しかし、ぼくにとっては未知の領域。むろん2日連続を前提に、ゆっくり走るのでは意味がない。初日、2日目ともに自己ベスト目指して全力走。それで身体がどう反応するかを確かめたい。
 ・・・要するにバカである。そんなことやったって、就職難の若者が溢れかえる世の中のためにも、飢餓に瀕したアフリカの少年少女に対しても、1ミリの貢献もできない。誰のためにも何のためにもならない。しかし、そもそも走ってる意味なんていくら考えてもわからないんだし、やるんなら自分を追い込む。それだけ。今日を全力で生きている人間だけが、10年後も全力でいられる。

【初日・つくばマラソン】
 左膝がぶくぶくと浮腫み、真っ直ぐに脚をスイングできない状態。しかし、スタート直後はアドレナリンの分泌が激しいのか、痛みが消えて一瞬絶好調な気がする。それどころか身体が軽く、宙に浮く感覚にとらわれる。直前まで最悪コンディションだと感じていたのがウソのよう。軽い、軽すぎてフフフンと笑える。
 5キロ23分11秒、上出来だ。ふつうに走っていられるだけありがたい。先月の「淀川市民マラソン」ではスタート後500メートルで膝の激痛がやってきて、残り41.695キロずっと地獄を見つづけた。痛みを感じず走れるのは、こんな楽しいことなんだ。
 10キロ46分14秒。ちょっと速すぎるか?でもまあいいか。どうせそのうち膝痛悪魔がやってきて、「さあ地獄の饗宴のはじまりだ」と高らかに宣言するのだ。気持ちよく走っていられる時間を素直に味わおう。12キロで呼吸が荒くなってきた。はやくも心拍数が上昇しはじめたらしい。今日もここまでなのか?とネガティブスパイラルに陥る寸前、エイドの「あんぱん」に出くわす。1個を4分の1にカットしてくれたあんぱんを口に含む。「わっ、これ美味い!」。ジューシーな粒あんが薄皮の生地に包まれている。だいたいマラソン大会で提供されるパンなんてパサパサの不味いのが常道。こんな美味しい粒あんぱん初体験! 粒あんが五臓六腑にしゅみわたり猛烈に吸収されはじめた頃、意識はふたたび鮮明になり、体がすっ飛ぶように前に引っ張られだした。粒あん1/4個に、わが肉体は何とすなおな反応!
 ハーフは1時間40分05秒。速くもないが、遅くもない。ハーフを超えても疲労感なし。ケガが幸いしていつもの自爆走ができなかったからだろう。だが24キロの表示を超えると急に脚に体重が乗らなくなってきた。心肺にダメージはない。呼吸もいまだ平静。にも関わらず脚が前に出ない。ストライドが10センチは縮まっているだろう。1キロのラップが5分20秒台に落ちた。もう終わったのか? いや、終わらせてはならない。これからだ、これからが勝負なのだ。ここまで脚の痛みを感じさせずに走らせてくれたマラソンの神様の慈悲に応えるのは今からだ。よし、行け。ここから耐えられるスピリッツを養うために練習してきたんだろ。地面に体重が乗らないってことはフォームが崩れているからだ。身体にシャープさがなくなっても、フォームだけは維持しよう。
 30キロのパネル通過をきっかけに、全力走に切り替えた。500メートルごとに1段階、もう1段階と踏み脚に力を込める。もう潰れても大丈夫だ。潰れたままゴールまでたどり着ける距離だ、無茶していこう。1キロラップが4分台に戻る。おもしろいように前のランナーを抜いていく。今まで走ったフルのレースは、すべて30キロから大失速していたが、今日は違う。苦しくても攻めの姿勢を崩さない、あきらめない、自分から心を折ってしまわない。
 残り2キロの表示で視野が狭くなってきた。色彩もセピアがかってきた。よし、これでいい。たっぷり追いこめた証明だ。あと2キロなら、目をつむっていても沿道の声援に導かれて前進できる。フィニッシュ会場の400メートルトラック上に躍り込む。ゴールゲートはすぐそこに見えるのに、もがいても、もがいても近づかない。400メートルってこんなに遠いんだ、トラックを走る中距離ランナーは毎日大変だな、と変なことに感心したりする。
 3時間30分21秒、フィニッシュテープを切る。自己ベストを3分縮めた。「先に進んでください」と係員が叫び続けている。ゴールを終えたランナーの列にしたがい歩く。空気の壁が邪魔して前に進みにくい。歩くために必要なエネルギーすら枯渇しているようだ。シューズに装着したRCチップを外そうと下をうつむくと、股間から膝まで内ももがべっとり血まみれである。ウエアがこすれて股ズレになり、さらに表皮が5センチ×3センチほども剥けて大出血しているのだ。しかし、その痛みをまるで感じない。全身の痛点にブロックをかけた状態で走っていたのだ。この麻痺状態が解けたときが地獄だなと、ぼーっとした頭で思う。
 これが今のすべてなのだ。これ以上は出せないという所まで出し切ったのだ。そして思う。きっと、まだまだ速くなれる。

【2日目・福知山マラソン】
 スタートの直前まで、「今日もいける」と思っていた。
 昨日フルを走った疲れはない。膝は痛いがいつものことである。2日続けて自己ベスト、絶対出せる。
 そう信じられたのは、スタートしてわずか10秒だった。全身に重油がつめこまれたような感じ。前に進みたいのに、体内で重油がちゃぷちゃぷ揺れて、後ろに引き戻そうとする。急な下り坂を駆けおりているのに、トレッドミルの上で脚をバタバタ回転させてるような静止感。
 1キロのラップをチェックして目まいがする。7分もかかっている。ゆっくり走っているつもりはないのだ。息も絶え絶え、汗みどろ。アゴの先から汗がしたたり落ちている。これだけ消耗してキロ7分? 周囲のランナーは、みな楽しそうに会話をしている。そうかキロ7分の世界はこうなのか。ずいぶん楽しそうじゃないか。おしゃべりしている人たちにスイスイ追い越される。ハーハーあえいでいるのは、ぼく一人である。体力のない中年オヤジが間違えて大会にエントリーしてしまいました風情だ。走っても、走っても、ダメだ。10キロ手前にしてキロ8分まで落ちる。この状態、100キロマラソンの70キロすぎの身体反応と似ている。自己流で分析するに、まだ運動に使えるカロリーは残っているのに、脳みそが「これ以上走るとロクなことないから、走るの止めときなさい」と全筋肉に指令を発している。身体防衛のための正常な脳の働きとの戦いなのだ。
 10キロ1時間16分54秒。ハーフ2時間50分56秒。歩きに等しいタイムで、関門閉鎖5分前にギリギリ通過する。1万人ものマンモス大会なのに周囲にいるランナーはちらほら。大半のランナーはすでに歩いている。歩く誘惑にかられるが、それだけはイカンと言い聞かせる。
 70歳代とおぼしき高齢ランナーが腰を折り曲げて、下をうつむいて、脚を引きずりながら、それでも歩かずに走っている。視覚障害を持ったランナーが息を荒げながら坂を登っている。伴走ランナーが「キロ7分半でいけば関門超えられるから」と励ます。5キロ先の関門をクリアしようと、必死にチャレンジしている人たちがいる。それぞれが肉体的に与えられた条件のなかで、今この瞬間できる最高のランニングをしようと奮闘している。鼻の奥がツーンとなる。理屈ぬきでカッコイイと思う。ぼくは、こんなランナーになりたいのだ。こんなランナーを目指したいのだ。力があるのに出し惜しみして、できない理屈を考えて、今の自分はベストじゃないけどいつか自分のやりたいことができるなんて、そんな考え方じゃない。今できることを格好つけずに、バカと評されても、必死にやる。ランニングも生き方もそうでありたい。
 キロ9分の脚に力がこもる。持ち上がらない左脚が、アスファルトをズルズルとこする。格好悪いけどこれが今の精一杯。ラップタイムは8分、7分、6分と上がっていき、30キロからはキロ5分で押していく。スタートからの苦闘で汗は5リッターも流れただろう。汗とともに疲労や痛みも流れ落ちたかのようだ。2日間に起こった感情の起伏、歓び、痛み、葛藤が、1カ月ほども遡った過去の記憶のように感じられる。それだけ濃縮された2日間だったのだろう。
 ランナーたちは最後の急峻な坂道を駆け上がる。夕陽がランナーの影を長くしている。ゴールゲートへと続く直線道路は、5時間の苦闘が喜びに変わるウイニングランの舞台だ。テープの向こうで喜びが爆発している。ランナーは、フィニッシュラインを超えた瞬間に今日起こったすべての苦しみをすっかり忘れ、次のレースのことを考えて笑うのだ。そんなヘンな人たちなのだ。
 記録5時間22分19秒、あーへばった! そして思う。きっと、まだまだ速くなれる。

2010年01月07日

さらら1月7日号は、2010年に流行るもの大予想! tokushima-salala0107明けましておめでとうございます。2010年が始まりました! 1年の始まりはいつもワクワクしますよね。
さて今回の特集は、2010年徳島でどんなおもしろいものがブームになるのかを、去る2009年を振り返りながらスーパー、スイーツ、本、雑貨など、8つのお店の「その道のプロ」に伺いました。

そして表紙も新たに徳島でのあらゆる現象を追いかける「さらランキング!」にチェンジ。
今回は「こう変わった! 私のおしゃれランキング」。以前はちょっと外に出るだけでもメイクに服にと気合を入れていたのに今は…。その変化の理由を徳島の女性にインタビュー。「そうなんよなぁ〜」と同感する意見はありましたか?

2009年12月26日

安くて美味しい最強メニューが大集合。タウトク1月号はB級グルメ大図鑑! tautoku-tokushima1001★B級グルメ大図鑑★
アツアツのお好み焼き、ボリューム満点の丼、お酒がすすむ串焼きなど、全国的にも大ブームのB級グルメ大図鑑。安くて美味しくて手軽に食べられる愛されメニューが大集合!

★高校ラグビー熱戦記★
ラグビー部員にとって憧れの場所「花園」を目指して9チームが戦った第89回全国高校ラグビー大会徳島県予選。選手たちはチームのために体を張って一生懸命ボールを追いかけ、仲間を信じ、自分を信じ、絶対に最後まで諦めなかった。そんな彼らの汗と涙がいっぱい詰まった感動リポート!

2009年12月23日

月刊タウン情報CU*11月号 実売部数報告0911_CU部数報告.pdf
0911_CU部数推移.pdf

月刊タウン情報CU*11月号の実売部数を報告します。CU*11月号の売部数は、
6029部でした。詳しくは、上部のファイルをクリックしてください。

長らく雑誌の実売部数はシークレットとされてきました。雑誌は、その収益の多くを広告料収入に頼っているためです。実際の販売部数と大きくかけ離れ、数倍にも水増しされた「発行部数」を元に、広告料収入を得てきた経緯があります。
メディコムでは、その悪習を否定し、「月刊タウン情報CU*」「月刊タウン情報トクシマ」「結婚しちゃお!」の実売部数を創刊号以来、発表しつづけています。

2009年12月21日

結婚しちゃお!秋号 実売部数報告09秋号_結婚しちゃお!部数報告書.pdf
09秋号_結婚しちゃお!部数推移.pdf

結婚しちゃお!秋号 実売部数報告です。
結婚しちゃお!秋号の売部数は、
1108部でした。
詳しくは、上部のファイルをクリックしてください。
メディコムでは、自社制作している
「月刊タウン情報トクシマ」「月刊タウン情報CU*」「結婚しちゃお!」の実売部数を発表しております。

2009年12月17日

さらら12月17日号 いよいよ決定!節約レシピグランプリ tokushima-salala 2009年の年明けとともに開幕した「節約レシピグランプリ」。1年間にわたり、読者の方からたくさんのレシピをお寄せいただきました。そして今回、今まで紙面でご紹介させていただいた28名のグランプリ候補の方の中から、ついにグランプリが決定します!徳島で活躍されている3人の専門家の方々による審査を経てグランプリの栄冠を手にしたのは…あのレシピ!

 そして表紙の「ザ・徳島の平均値!」、今回は「冬対策編」。乾燥しがちな唇にリップクリームを塗る回数や、家にある暖房器具の数、寝るときにかぶるお布団の枚数など、冬を過ごす中でのスタンダードを発表します。さあ、あなたの寒さ対策はばっちりですか?
月刊タウン情報CU*10月号 実売部数報告0910_CU部数報告.pdf
0910_CU部数推移.pdf

月刊タウン情報CU*10月号の実売部数を報告します。CU*10月号の売部数は、
7413部でした。詳しくは、上部のファイルをクリックしてください。

長らく雑誌の実売部数はシークレットとされてきました。雑誌は、その収益の多くを広告料収入に頼っているためです。実際の販売部数と大きくかけ離れ、数倍にも水増しされた「発行部数」を元に、広告料収入を得てきた経緯があります。
メディコムでは、その悪習を否定し、「月刊タウン情報CU*」「月刊タウン情報トクシマ」「結婚しちゃお!」の実売部数を創刊号以来、発表しつづけています。

2009年12月12日

2009年にオープンした新店案内&外湯めぐりの旅 tokuchima-cu1001
☆とくしま新店案内
この1年の間に新しくオープンしたカフェ、レストラン、アパレルショップ、ヘアサロン、スクールなどなどを全部で62店集めました。どのお店も徳島に新たな風を巻き起こすであろう注目のスポットだから、年が変わる前にチェック、チェック!