文=坂東良晃(タウトク編集人、1967年生まれ。1987年アフリカ大陸を徒歩で横断、2011年北米大陸をマラソンで横断。世界6大陸横断をめざしてバカ道をゆく)
自分が使う荷物をすべて背負い、地図を頼りに超長距離を走る行為をジャーニーランと呼んでいる。たった1人で野山に走りにでかけるのも、大人数で同じゴールを目指すのも、ジャーニーランと言える。いつ誰が言いだしたかはわからないが、1980年代に発行されたジェイムズ・E・シャピロの著書「ウルトラマラソン」(森林書房刊)にはこの言葉が登場しているので、少なくとも日本人が使いだす以前から、欧米では存在していたようだ。