NEW TOPIC

2014年02月10日

バカロードその64 洗濯竿のゴールゲートと一瞬のような夏。トランス・エゾ・ジャーニーラン
文=坂東良晃(タウトク編集人、1967年生まれ。1987年アフリカ大陸を徒歩で横断、2011年北米大陸をマラソンで横断。世界6大陸横断をめざしてバカ道をゆく)

【8日目・えりも岬〜忠類82.1km】
 朝5時。えりも岬から宗谷岬までの「toそうや」550kmに新たに参加するランナー10人、中間点であるえりも岬を折り返して復路に挑むアルティメイト1100kmの8人、旅を終えた「toえりも」参加者の2人、そして「のうみそジュニア陸上クラブ」の小・中学生たちとコーチ陣9人、総勢29人の大所帯が岬の突端に集結する。
 キャラバンの人数が倍以上に増え、新喜劇ばりのマシンガントークを繰り広げる関西からの参加者比率が高まったため、テンションの高い賑やかな集団に一新された。
 朝モヤに包まれた乳白色のえりも台地をタンタン駆け下り、荒波打ち寄せる断崖直下の「黄金道路」と呼ばれる海岸道をゆく。30km北上すると最初の大きな街・広尾町手前の道沿いに「フンベの滝」がある。裸足になって滝壺に突撃し、脳天から冷たい水をかぶる。
 後半戦初日は、82kmを11時間と速いペースでカバーしたが、さすが新メンバーたちは元気で、日暮れ前には続々とゴールした。
 コンクリート打ちっ放しのオシャレな宿泊施設「ナウマン温泉ホテル」では、全ランナーの洗濯物を宿の方が洗ってくれるという。野犬の匂い並みの異臭漂う洗濯物、申しわけなく思うがお言葉に甘える。畳敷きの大部屋でランナー全員が布団を並べて雑魚寝。修学旅行みたいで楽しい。

【9日目・忠類〜新得87.5km】
 昨日、新メンバーに負けちゃいられないと気負って走りすぎたか、ガス欠気味で脚に力が入らない。60kmあたりからトランス・エゾ名物の砂利道走「ジャーリーラン」エリアに突入。砂利石のサイズが大きくて着地のたびに足首をくじきそうで苦戦する。
 ゴール手前10kmは「ヒグマが出る可能性もあり」と説明されたオフロードに突入。道に迷っていた2人のランナーと合流でき助かる。3人でワーワーとかしましく喋りへっちゃら感を装うが、熊の出現を警戒して小さな物音にも過剰反応するへっぴり腰。大阪から参加の縣(あがた)さんは、放っておけば朝から晩まで喋りつづける関西文化の象徴たる人物だが、ゴールを間近にして気分アゲアゲとなり、るぅるーるるるるるぅー♪と「北の国から」を熱唱しはじめる。かつて別の大会で熱中症で潰れているぼくを助けてくれた恩人であり指摘しづらいが、富良野はだいぶ先であり田中邦衛ムードに浸るには早すぎる。「熊よけも兼ねて3人で行こうや!」と名乗り出たのは縣さんだが、1人熱唱しながら先に行ってしまった。森が開けゴールゲートが見えると、その手前で仁王立ちし「みんな集団行動せなあかんでー!」と待っていてくれた。やっぱり楽しい人だ。
 今宵の宿、新得温泉は実業団陸上部の夏合宿の場として活用されているらしく、壁にはたくさんの著名ランナーの色紙が飾られている。温泉は小ぶりながら茶褐色の鉄鉱泉はいかにも身体に効きそう。洗濯物が終わるまで湯船で長々と寝そべっていた。

【10日目・新得〜富良野79.8km】
 北海道を東西に分ける背骨にあたる山脈の鞍部を越えて、中央の盆地地帯に下る日。
 午前に標高644mの狩勝峠、午後には485mの樹海峠と2つの峠を越える。霧に覆われた狩勝峠を登り切ると、青空が水蒸気のベールを引っぺがし、蒸し暑い夏が戻ってきた。いつ果てるとも知らぬ長い下り坂を、重力にまかせてツッタカ下る。腕のGPSを見ればキロ4分台の猛スピードだ。強く着地してもぜんぜん平気。毎日70〜80kmも走るジャーニーランという一種異常な世界に人体が適応していく様には驚かされる。常識的に考えれば怪我や体調不良がひどくなって、だんだん弱っていくよね。ところが走れば走るほどバカみたいに強くなっていく。
 午後には畑作地帯の農道を行く。水分を補給する場所が見あたらず20kmほど無補給でフラフラになり、ようやく公衆トイレにたどり着いたら、手洗い場の蛇口に「循環水です。この水は飲めません」と貼り紙。「循環水」とは何だろう? 行き倒れるよりマシかと生ぬるい水をごくごく飲む。ウンチを流した水を循環させているのだろうか。まさかそれはないと思うけど。

【11日目・富良野〜旭川大学66.9km】
 30kmほど走って毎年トランス・エゾを応援してくれている新田農園さんに到着。山のように用意された採れたての野菜や果物をいただく。冷えたスイカは舌を焼くほど甘く、10切、20切と手が止まらず、ゆうにまるまる1個分を胃に収める。
 午後、一大観光地である富良野・美瑛のパッチワークの丘をゆく。といっても、さんざ北海道の大自然を眺めてきた身としては、農場やらお花畑の風景よりも、大型バスで続々乗りつける群衆が物珍しい。無数の観光客がよってたかってスマホで牧草地の撮影をしている。トラクターや牧草ロールが転がる風景がシャッターチャンスのようだ。ロール牧草をラップもせず、ほどよい間隔で放置してあるのは観光撮影用なのだろうか。何となく不自然な風景だが、気にしないでおこう。観光地とはそういうものだ。
 夕刻に旭川大学構内のゴールに着くやいなや近くの銭湯に取って返し、浴槽にドボンと飛び込む。痺れるほどキンキンに冷たい水風呂はアイシングに最適で、続々やってくるトランス・エゾ軍団みなで代わり番こに浸かる。
 夜は旭川大学の柔道場をお借りし、畳の上でゴロ寝する。こういった公共施設を借りて宿泊を重ねていくのはジャーニーランっぽくていい。あらかじめ宅配便で寝袋、エア枕などを送っておいたが、道場内は暑いくらいで寝袋にもぐり込む余地もなく、腹を出して爆睡する。

【12日目・旭川大学〜美深98.3km】
 ほぼ100kmを走る最長日はスタート時間前倒しで早朝3時。ってことは起床は2時。いやザコ寝用の寝袋を500m離れたコンビニから発送するため更に早起きが必要。ってことで午前1時30分には活動を開始する。もはや翌日なんだか前日なんだかわからない。
 朝から晩まで走ることだけ考えてられるのもあと3日。名残惜しさ高まり、午前3時から驟雨をついて全力で走りだす。ジャーニーランは不思議だ。最初は皆いったんヘロヘロになるのに、何十km、何百km走ってるうちに疲れない身体、傷まない脚ができあがってくる。
 倒木が道をふさぐ塩狩峠の旧道や、荒れ果てた温泉の廃屋のなかを突き進む。本当にこんな場所が正式なコースなのか?という疑問は薄れてきている。トランス・エゾとはそういうものなのだ。
 終盤10kmほどを「のうみそジュニア陸上クラブ」の少年2人が併走してくれる。陸上競技どっぷり漬けの日々を過ごしているのかと思いきや、AKB48ならぱるるの脚がたまらないとか、恋愛系のネトゲの方がリアル恋愛より良いとか、中学生の少年らしい話題は尽きない。大人になると「今どきの若者は」なんて言いがちだが、自分が中学生んときの30年前と考えてることあんまし変わらないのね、と嬉しくなる。
 100kmの長丁場も楽しさあまって短く感じた。あさってには終わりか、あと2カ月くらい続けばいいのに、そしたらもっとランナーとして強くなれるのに、と適わぬ夢想を抱く。

【13日目・美深〜浜頓別80.8km】
 20km地点の音威子府の街を抜け樹林帯の一本道に入ると、後方からバリバリッと下草を踏みしめる異音が迫ってくる。木々をかき分けて前進しているのか、枝がボキボキ折れている。小動物ではない、巨大獣である。明からにぼくの存在を意識して追いかけてきている。
 牧歌的なお昼に訪れた突然の恐怖展開に悲鳴も出せぬまま、この旅いちばんの全力疾走をし、道の反対側にエスケープする。姿こそ見えないが、大型のエゾシカか、あるいはヒグマか。
 後にサポートカーで現れた大会呼びかけ人の御園生さんに、「大きい動物に追いかけられました!ありゃヒグマじゃないですかね!危機一髪ですよね!」と大コーフンして報告したら、御園生さんは「ヒグマ出ますよ。この辺は、フフフ」とごく当然のごとく微笑む。あ、そうなのね。
 午後、アブの総攻撃を受ける。素手やタオルでバチバチ振り払っても、編隊を組んで襲ってくる。刺されると生半可な痛さじゃない。アブの住みかに人間が足を踏み入れてるわけで、攻撃されるのは当然とも言え、アブ諸君には何の罪もない。だが無慈悲なジェットストリームアタックを浴び続け、30カ所ほども刺されまくればガンジー的無抵抗の精神は霧散し、「殺生やむなし!」と100匹以上はたいて殺す。殺戮につぐ殺戮。きっとどこかでバチが当たるだろうね。

【最終日・浜頓別〜宗谷岬60.7km】
 10日ぶりに見るオホーツク海は、曇天の下で鈍色にたゆたっている。
 ジャンジャン降りの雨と、身体ごと持っていかれそうな暴風をかき分け、峠道をゆく。のんびり走る旅もいいけれど、ガツガツ走るのは最高。登りは心臓打ち鳴らしてシャカリキに、下りは脚をぐるぐるギャグ漫画みたいに回して。
 北海道の夏は一瞬で過ぎ去った。走れば走るほど時間は短く感じられた。たいくつな授業は長く感じるが、楽しい夏休みの時はすぐ終わる。その短さだ。
 北海道は、太平洋上に居並ぶ日本列島のうちの1島とは信じがたく、大陸のような威厳を誇っていた。丘陵の奥の奥まで続く1本道や、地平線までさえぎるもののない農地。警戒心なく開けっぴろげに話しかけてくる北海道のオバチャンやオッチャンたち。すべてが大陸的なおおらかさをまとっていた。
 走ることが大好きなランナーたちと昼夜をともにできた。一人ひとり、走りはじめたきっかけは違うし、いま走っている理由も違う。人生観や生き方が誰しも違うように。だがここに集まっている人は掛け値なしに走るのが大好きな人たちだ。そんなわれわれを思い存分、走らせてくれるのがトランス・エゾというひとつの明瞭な世界だ。
 宗谷丘陵を駆け下りると、14日間めざしつづけたゴールゲートがある。呼びかけ人である御園生さんが、先頭ランナーの到着時間に先回りして、毎日組み立てたゲートである。2つの脚立と、3本の洗濯竿をタテヨコに配置して組み立てられたゴールは、トランス・エゾの持つプーンと匂い立つような人間くささに溢れている。あのゴールをくぐれば終わってしまうんだな、と寂しさが再びこみ上げる。もはや暴風の類に属する横風はいっそう強くなり、最北端の岬を吹き飛ばしそうな勢いで吹いている。
バカロードその63 限界と復活と何もない強さ。トランス・エゾ・ジャーニーラン
文=坂東良晃(タウトク編集人、1967年生まれ。1987年アフリカ大陸を徒歩で横断、2011年北米大陸をマラソンで横断。世界6大陸横断をめざしてバカ道をゆく)

【3日目・羽幌〜北竜85.3km】
 朝4時スタートというのに、夜明け前から蒸し蒸しと暑さが迫ってくる。
 羽幌の市街地を抜けると、断崖が海へとなだれ込む荒々しい海岸線が視界を占拠する。遠く彼方に霞む緑色の岬が、走ってみると僅か5キロ先だったりして距離感がつかめない。
 海辺の道に日陰はなく、太陽エネルギーの直撃を受ける。コンビニでクラッシュアイスを買い、頭やうなじに押し当てて頭骨内の体温を上げないようにする。脳内の温度が40度を超すと、人間は活動を自動停止すると聞いたからだ。「ガリガリ君」を3本一気食いして内臓まわりの深部体温も下げるよう努める。
 50キロすぎの留萌あたりまで快調に走っていたが、ふいに異変がやってきた。立ち小便をしているとき、指先に触れた小便がアチチ!と指を引っ込めるほど熱い。気のせいかと思い、人さし指にジョロジョロ流してみるとやはり熱湯のようだ。いったい体温は何度まで上がっているのか。
 やがてアゴの先からボトボトボトボトッと見たこともない量の汗がしたたり落ち、両の掌の10本の指先から10列の汗がゲリラ豪雨の軒先みたいにしずくを垂れる。体内に蓄えてある水分がすべて逃げだしていく。これだけ急速に脱水するとヤバい。ペットボトルの水を喉に流し込むと、一瞬の後に盛大な噴水となってゲロ戻しする。身体が水分を受けつけない。
 干からびるほど汗をタレ流してるのに、悪寒激しく鳥肌が立っている。奥歯がカチカチと鳴りだす。あまりの急変ぶりに「これって、死に瀕してる状態?」と怖くなり、公衆トイレの床に大の字になり20分寝る。休めば復活するかととの淡い期待も虚しく、路上に戻るとヒザから力が脱けてしまって走れない。
 残り10キロ。「節度時間」の夜8時まで2時間以上を残しているが、ここから先、時速4キロペースで進めるのだろうか。少し歩いては道ばたにしゃがみ、立ち上がっては畑のあぜ道に寝る、を繰り返す。1時間経っても3キロも進まない。そのうち全員のランナーに追い抜かされる。みな足取りも軽く、元気そうだ。
 残り2キロ。さえぎる物のない直線道路の先に温泉施設「サンフラワーパーク」が見えるはずなのに、歩いても歩いても照明の光粒ひとつ飛び込んでこない。本当にぼくは正しい道を歩いているのだろうか? 行く手には何もないのではなかろうか? 残り時間はほとんどないはずだが、もう時間なんてどうでもいいや。自暴自棄になり、意識も飛び飛びになってきた頃、ようやく温泉の駐車場が現れた。ゴールゲートがうつろな感じで揺れて見えた。いつもなら湧き上がるはずの「ヤッター」も「もう走らなくていいんだ」も感じない。消耗しすぎて、人間としての感情に乏しい。心には暗くて深い穴ボコしか空いてない。よろけながらゴールゲートをくぐると体重を支えるだけの筋力が足になく、アスファルトの地面にうつぶせに崩れ落ちてしまった。

【4日目・北竜〜栗山87.7km】
 昨晩遅く、へろへろでゴールした後、先着の方が気をきかせて注文してくれてた「いくら丼」を前にして米粒ひとつ喉を通らず、レストランのテーブルに顔を突っ伏したまま動けなくなった。夜の選手ミーティングでは、床に寝たまま吐き気を抑えるので精いっぱい。トランス・エゾ1100キロを2年連続完走を果たした伝説的ランナー「キング」こと田畠さんがそっと氷袋を頭に置いてくれた。ひと晩じゅう洗面所でカラゲロえづき、ろくに眠れないまま夜が明けてしまう。
 朝4時。スタートゲートに立っているのもやっとこさで長丁場の87キロを迎える。絶対に完走はあきらめたくない。時速6キロペースを保ちながら、節度時間まぎわにゴールすべく集団の後方に位置する。だが頭は真っ白、今どこを走っているのかも定かでなく、コースが示された地図を正しく把握する力はない。本来進むべき道を逸れ。3キロ以上も正規ルートを外れてしまう。
 完走ギリギリペースでしか前進する力が残ってないのに20分以上のタイムロス。挽回しようともがくが、ジタバタ焦るばかりで速くは走れない。
 一点の雲もなく晴れわたる空。直射日光が皮膚を焼き尽くさんとばかり容赦なく襲ってくる。30キロつづく直線道路には陽炎が揺れている。やがて前日と同様の熱中症の症状が出てくる。千鳥足、蛇行、50メートル歩いては座り込み、狂犬病の犬みたいにハァハァあえぐ。1キロに15分かかり、20分かかり、1キロという距離が果てしなく遠い。コンビニで買った2リッターの冷水を頭からかぶり、氷を全身になすりつけ、破れかぶれで鎮痛剤を倍飲みする。
 モーター音のうるさい自販機にもたれかかったまま20分が過ぎる。もう何をやっても回復しそうにない。制限時間にも間に合わない。あぁ、ここで自分は断念するのだな、と思う。悔しさや悲しさが押し寄せてくるのかと思えばそんなこともなく、思考力がないからぼーっとして感情の揺らぎがない。
 かろうじて理解している事実。たったの3日で、ぼくはトランス・エゾにノックアウトされた。
 今日の行程50キロ以上を残し、JR砂川駅から鈍行列車を乗り継いで、ゴール地点である栗山町に移動する。温泉施設「サンフラワーパーク」の水風呂につかって体温を下げ、布団にもぐりこんでたっぷり眠ったあと、ゴールゲート前で完走ランナーたちを迎える。夜8時数分前、節度時間ギリギリになって遠くにヘッドランプの光が揺れだす。完走を守っている4人のランナーの姿が見える。力なく笑う顔は日焼けと汗が乾いてこびりついた塩でボロボロなのに、輝いている。こんな風に頑張れなかった自分に地団駄踏むべきなんだろうが、ポカンと空虚な穴にいる。どういう感情なんだろ。野球で例えるなら、0対1で惜敗すれば悔し涙を流すだろうが、0対20の5回コールドで叩き潰されたらベンチの隅で泣くほどのアレもないよなーって感じ。

【5日目・栗山〜富川72.1km】
 いったんリタイアすると、いっさいのプレッシャーから解放される。追いつめられた感は吹き飛び、鼻歌まじりで楽々走っている。昨日までの潰れっぷりは何だったのか。今や800キロ先のゴールという大目標を失い、今日という1日をせいいっぱい走るだけになった。明日に体力を残すことを考える余地はなく、怪我のリスクを回避するために自重する必要もない。制限時間を気にせず、ただ走るためだけに走る。何とお気楽なことか。リタイアしたくせに自戒の念に乏しく、すがすがしい気持ちでいることが不思議である。
 「戦っている」という局面が1秒もないと、72キロという距離はやたらと短く、1日が楽々と過ぎ去る。
 ゴール地点の宿「ペンション中村亭」は、女性向け風情のおしゃれ宿。夜食に豪勢な牛肉のバーベキューや、地元名産のししゃも料理を振る舞ってくれた。食べても食べてもまだ食い足りず、どんぶりメシを5杯おかわりする。すっかり体力回復してギンギンだ。

【6日目・富川〜浦河84.0km】
 昼前から土砂降りの雨。路肩がほとんどない太平洋岸の産業道路は通行量が多く、行き交う自動車や大型ダンプカーのタイヤが跳ね上げる泥水をジャブジャブかぶる。シャツもパンツもドロまみれだが汗を洗い流してくれて気持ちよくてたまんね。天を仰いで口を開けてると雨が間断なく降り込んでくるから水分補給いらずで便利だ。
 宿泊所のきれいなホテル「浦河イン」では、支配人さんがアイシング用の氷袋を大量に用意してくれていた。
 夜、「のうみそジュニア陸上クラブ」の少年たち7人が合流する。今大会の「呼びかけ人」である御園生さんの主宰するジュニアランニングクラブの生徒たちだ。小中学生といっても、1500メートルや3000メートルをキロ3分ペースで走ってしまう立派なアスリート揃いである。彼らの目には、「歩いている方が速いだろう」ペースで朝から晩までよろよろ走っている大人たちはどう映るのだろうか。

【7日目・浦河〜えりも岬53.5km】
 トランス・エゾにおいて「toえりも」と称される往路550キロはこの日でおしまいである。ズル休みした50キロを除外して500キロの距離を走ってきたが、進む時間のテンポが早く、「短いな」という印象が強い。「旅はもう半分も終わってしまった」と郷愁めいた心情に包まれる。
 北海道の最南端、えりも岬に用意されたゴールゲートは、断崖の突端にある。荒々しい波が西側と東側から押し寄せては岩礁でぶつかり合っている。記念碑を背景に観光客が代わる代わる写真撮影している。吉田拓郎のメロディが鼻歌やらアカペラで、あちらこちらから聞こえてくる。日本人ならやっぱしあの唄を歌ってしまうよねえ。えりも岬に限らず「何もない」ということには豊かさがある、と思う。あの名曲は、何も持たない人間の強さや豊かさを歌っているのだろうか。

2014年02月08日

月刊タウン情報CU1月号 実売部数報告
1401_CU部数報告.pdf

月刊タウン情報CU1月号 実売部数報告です。
CU1月号の売部数は、3,879部でした。
詳しくは、上部のファイルをクリックしてください。

長らく雑誌の実売部数はシークレットとされてきました。雑誌は、その収益の多くを広告料収入に頼っているためです。実際の販売部数と大きくかけ離れ、数倍にも水増しされた「発行部数」を元に、広告料収入を得てきた経緯があります。
メディコムでは、その悪習を否定し、「月刊タウン情報トクシマ」「月刊タウン情報CU」「徳島人」「結婚しちゃお!」「徳島の家」の実売部数を創刊号以来、発表しつづけています。
月刊タウン情報トクシマ1月号 実売部数報告
1401_タウトク部数報告.pdf

月刊タウン情報トクシマ1月号 実売部数報告です。
タウトク1月号の売部数は、7,047部でした。
詳しくは、上部のファイルをクリックしてください。
メディコムは、「月刊タウン情報トクシマ」「月刊タウン情報CU」「徳島人」「結婚しちゃお!」「徳島の家」の実売部数を創刊号から発表しつづけています。

雑誌の実売部数を発行号ごとに速報として発表している出版社は、当社以外では日本には一社もありません。実売部数は、シェア占有率を算出し、媒体影響力をはかるうえで最も重要な数値です。他の一般的な業界と同様に、出版をなりわいとする業界でも正確な情報開示がなされるような動きがあるべきだと考えています。わたしたちの取り組みは小さな一歩ですが、いつかスタンダードなものになると信じています。
徳島人1月号 実売部数報告
1401_徳島人部数報告.pdf

徳島人1月号 実売部数報告です。
徳島人1月号の売部数は、3,827部でした。
詳しくは、上部のファイルをクリックしてください。

メディコムでは、自社制作している
「月刊タウン情報トクシマ」「月刊タウン情報CU」「徳島人」「結婚しちゃお!」「徳島の家」の実売部数を発表しております。

2014年02月06日

徳島県民のリアル朝活事情はさらら2/6号でチェック!
0206salala.jpg 朝活、夜活、飲活、知活、などなど…。徳島県民が続けている○○活をご紹介。朝だけにとどまらない、いろんな時間の使い方が垣間見えます。
 そのほか気軽に始められる支援方法に、自家製味噌の作り方、オツなお酒の飲み方まで情報盛りだくさん! あなたもさららを読んで、新しいことを始めてみよう。

------------------------------
「さらら」は毎月第1・第3木曜日、徳島新聞朝刊とともにお届けしています。
次回発行は2014年2月20日(木)。お楽しみに!

2014年01月29日

花粉対策は早めが吉! さらら1月23日号で賢い方法教えます
0123salala.jpg 花粉症を恐れる人必見! お医者さんに聞いた、初期治療のメリットや花粉を防ぐ生活習慣をご紹介。早めの対策スタートで、辛い症状を予防しよう。
 また、仲良し父娘インタビューに、寒さをしのぐ重ね着術、気になるバレンタイン特集もお見逃しなく。
-------------------------------
「さらら」は毎月第1・第3木曜日、徳島新聞朝刊とともにお届けしています。
次回発行は2014年2月6日(木)。お楽しみに!

2014年01月28日

いい湯と素敵な宿でほっこりしましょ。タウトク2月号
tautoku1402★徳島・香川・淡路島のいい湯処と素敵宿
徳島県内の湯処探索、南あわじ温泉郷でお湯比べ、塩江温泉郷でぶらり温泉めぐり。さて、今日はどこでリフレッシュしようかな。

★道の駅! 大人の買い食いツアー
それぞれの地域を詰め込んだ道の駅は、うまうまグルメのパラダイスだった! 名物メニューをハシゴするぞっ!

式場探し、ドレス選び、お金の疑問までぜーんぶ解決! とくしま 結婚しちゃお!春号
kekkon0201地元のウエディング情報なら、この1冊におまかせ。結婚準備をスタートしたばかりのカップルにも、そろそろ結婚を意識しはじめたカップルにも必ず役立つことをお約束。

春号の特集は、「人気ドレス100」や「結婚式のリアル明細公開」など、結婚準備が100倍楽しくなる超充実の6大特集!

2014年01月15日

CU2月号 たびカフェ
tokushima-cu1402■たびカフェ
新たなカフェを目指してプチ遠征!脇町、貞光、西祖谷、東祖谷、東みよし、上勝、木頭、穴吹、美波、牟岐、宍喰、淡路島、北灘、阿南、小松島、国府、論田。

■恋より珈琲
甘くて、ときどきほろ苦い。雪山カプチーノ、ホワイトベリーラテ、マシュマロモカ、ハニー抹茶ラテ...。

■What's New
この冬、徳島はときならぬ開店ラッシュ。特集!新しいお店、いっぱいできました。

■ONLY CU TICKET
巻末にはカフェやエステで使えるお得で楽しいクーポンつき。使わなソンソン♪
徳島人2月号、発売中!
1402tokushimajin■内科、外科、皮膚科、眼科、耳鼻科・・・
「あそこの先生がいい」という口コミを集めた!徳島のいい病院はどこ?
■みんなが選んだ徳島の重大出来事って何だ?この1年徳島に何が起こった?10大出来事
徳島・ザ・10大ニュース発表
■決勝前夜、蔦監督が選手に伝えた言葉とは?
池高やまびこ打線の奇跡

2014年01月09日

徳島人12月号 実売部数報告
1312_徳島人部数報告.pdf

徳島人12月号 実売部数報告です。
徳島人12月号の売部数は、4,185部でした。
詳しくは、上部のファイルをクリックしてください。

メディコムでは、自社制作している
「月刊タウン情報トクシマ」「月刊タウン情報CU」「徳島人」「結婚しちゃお!」「徳島の家」の実売部数を発表しております。
月刊タウン情報CU12月号 実売部数報告
1312_CU部数報告.pdf

月刊タウン情報CU12月号 実売部数報告です。
CU12月号の売部数は、4,432部でした。
詳しくは、上部のファイルをクリックしてください。

長らく雑誌の実売部数はシークレットとされてきました。雑誌は、その収益の多くを広告料収入に頼っているためです。実際の販売部数と大きくかけ離れ、数倍にも水増しされた「発行部数」を元に、広告料収入を得てきた経緯があります。
メディコムでは、その悪習を否定し、「月刊タウン情報トクシマ」「月刊タウン情報CU」「徳島人」「結婚しちゃお!」「徳島の家」の実売部数を創刊号以来、発表しつづけています。
月刊タウン情報トクシマ12月号 実売部数報告
1312_タウトク部数報告.pdf

月刊タウン情報トクシマ12月号 実売部数報告です。
タウトク12月号の売部数は、6,522部でした。
詳しくは、上部のファイルをクリックしてください。
メディコムは、「月刊タウン情報トクシマ」「月刊タウン情報CU」「徳島人」「結婚しちゃお!」「徳島の家」の実売部数を創刊号から発表しつづけています。

雑誌の実売部数を発行号ごとに速報として発表している出版社は、当社以外では日本には一社もありません。実売部数は、シェア占有率を算出し、媒体影響力をはかるうえで最も重要な数値です。他の一般的な業界と同様に、出版をなりわいとする業界でも正確な情報開示がなされるような動きがあるべきだと考えています。わたしたちの取り組みは小さな一歩ですが、いつかスタンダードなものになると信じています。

2014年01月07日

プロ直伝☆あったかスープレシピ満載のさらら1月9日号
0109salala.jpg 一年で一番寒〜い1月・2月を美味しく乗り切るあったかスープのレシピをご紹介。和・洋・中・欧、どのスープもお家で気軽にチャレンジできるので、あなたも一度おためしあれ。
 そのほか最新カラオケ情報や、オリジナル生姜シロップの作り方、ザ・防寒対策など、冬を楽しく乗り切る情報もりだくさん!
-------------------------------
「さらら」は毎月第1・第3木曜日、徳島新聞朝刊とともにお届けしています。
次回発行は2014年1月23日(木)。お楽しみに!

2013年12月24日

おいしいものには理由があるのです。タウトク1月号
tautoku1401★とくしまうまいもん100
コレを食べない人生なんて! 新鮮な地元の食材、店主の愛情。これらが合わさって完成する一品は間違いなくウマい。「徳島に生まれて良かった〜」と思うほどの絶品グルメが集結。

★ゆる〜いみなさん大集合
徳島にもこれだけ存在した! 総勢103キャラクターのプロフィール大公開。アナタがまだ知らない、つい口元がゆるんでしまうユニークなキャラクターに出会えますように。

2013年12月20日

年末年始のお餅拾いの心得は、さらら12月19日号で!
1219salala.jpg 近づく年末年始。数あるイベントの中でもお餅投げは外せません! 開催スケジュールはもちろん、参加にあたっての心得まで、さららを読んで、一つでも多くのお餅をゲットしよう。
 また、気になるダンナの加齢臭観察日記や、スープからおかず・ケーキまで大根を隅々まで活用するアイディアレシピなど、すぐに役立つ情報もりだくさん。
-------------------------------
「さらら」は毎月第1・第3木曜日、徳島新聞朝刊とともにお届けしています。
1月のみ第2・第4木曜の発刊になります。次回発行は2014年1月9日(木)。お楽しみに!

2013年12月13日

CU1月号 福袋&セール速報
tokushima-cu1401■福袋&セール速報
アパレルから雑貨、スイーツ、コスメなどジャンルさまざま!
■女子推しメニュー
とくしまの女性が最も注文する料理は何か?大調査!
■いつもと違う初詣!
人気の初詣スポットから見逃せない年末年始のイベントまでご紹介。
■ラブホDEデート
気になるあのラブホテルのお部屋、紹介します。
■女性のキレイを応援する[ミガク]読者限定クーポン付き。
いまこそ、自分磨きはじめましょ。



■読み応え抜群のコーナーも見逃せない!
「AGEMAN'S」
低カロスイーツから親子カフェまで女性が気になるマチネタのアレコレ!
「What's New」
とくしまの新しい店・モノ・サービス。焼肉店、美容室など続々と新店誕生してます。
内容盛りだくさんのCU1月号は
書店・スーパー・コンビニで280円で販売中!
徳島人1月号、発売中!
1401tokushimajin■こっちが客やのに、何か立場わるいんですけどぉ
県民の怒りピーク 各業界に「直訴!」スペシャル
銀行、役場、病院、バス、タクシー、道路、スーパー・・・
■ゴミの分別!住む街でこんなに違うんです 「ペットボトルゴミの品質調査」でなんと徳島市が全国最下位!「プラ製容器の日」はプラスチックを捨てていいのではない!
■生きてるうちに見ておきたい!仏壇・墓石・霊園・葬儀
自分が入る墓は自分で決める!
徳島の塾ガイドブック「まなぼん!」新創刊!
1401_manabon.jpg「どうやって塾を探したり選んだりすればいいの?」…そんなお悩みに答えられる本、できました。「まなぼん!」は徳島県内の主要学習塾情報から幼児教育スクール、英会話教室情報まで掲載した“学びの総合ガイドブック”。
いままで口コミ等でしか得られなかったような塾えらびの情報がギッシリ。各校の指導の方針や特徴、講座のスタイル、気になる費用、先生や代表者からのメッセージもしっかり比較でき、自分の目標にぴったり合った教室が見つけられます!