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2014年02月10日

バカロードその62 道と太陽と地平線。トランス・エゾ・ジャーニーラン
文=坂東良晃(タウトク編集人、1967年生まれ。1987年アフリカ大陸を徒歩で横断、2011年北米大陸をマラソンで横断。世界6大陸横断をめざしてバカ道をゆく)

 早朝3時に目覚まし時計が鳴る。枕元に置いたメガネを手探りするが見つからない。
 身体がべったり敷き布団にくっついている。磁石に拘束された鉄塊を無理やり引っぺがすように上体を起こす。
 夕べ手洗いして室内干ししてあったランニングシャツやパンツを生乾きのまま着る。独特の汗蒸れした臭いが鼻をつくが、他ならぬ自分の体臭ゆえ不平を漏らす相手はいない。
 最少限に絞り込んだ持ち物を、小さなバックパックに詰めこむ。現金、地図、着替えの衣類、薬品、照明具などである。総重量700グラムほどだ。この荷物で2週間を過ごすのである。人間、生きていくのに大したモノは必要ないってことか。
 起床から身支度を終えるまで10分もあれば事足りる。いつでも走りだせる恰好が整うと、もう一度布団に潜りこむ。スタート時間は午前4時。二度寝の末の寝坊はマズいが、20分でも10分でも活動エネルギーをゼロ状態にして体力を回復させたい。
 3時50分、民宿前のスタートゲートの周辺には、ヘッドランプが照らす淡い円がいくつも揺れている。ランナーたちはサプリメントを飲んだり、地図を眺めたりと、各々が準備にいそしんでいる。カップラーメンをすすりオニギリにパクついてる人もいる。多くの人は快活な声量で会話を交わしているが、昨日のステージで極限まで体力をすり減らしたとおぼしき人は、地面にべったり腰を下ろし、会話のやり取りがままならなかったりする。
 スタートの合図とともに、ランナーたちは夜明け前の街路へと歩きだす。ジャーニーランのスタートで走りだす人はめったにいない。まだ眠っている筋肉に「温まるまでは走らんからな」と納得させるように、傷んだ脚に「そのうち痛みは取れるよな?」と問いかけるように歩く。カップメンを食べ終わらなかったランナーは、麺とスープを掻き込みながら歩く。
 何キロか進むとそれぞれのペースで走りだす。単独走になることもあれば集団をつくることもある。基本、他人のペースには合わせない。自分だけのリズムで、自分が潰れないペースで。そして、気の遠くなるような距離のほとんどを、1人ぼっちで過ごす。
   □
 「トランス・エゾ・ジャーニーラン」は、1997年の初開催以来17回の歴史を刻む、日本で定期開催されている数少ないジャニーラン大会のひとつである。北海道のえりも岬から日本最北端の地・宗谷岬へと、555キロの道のりを太平洋からオホーツク海へと7日間かけて走破する、と聞くだけでゾクゾクするスケールだ。2000年からは宗谷岬からえりも岬、ふたたび宗谷岬へと往復する14日間・1100キロの「アルティメイト」コースも設けられた。
 毎朝のスタート時刻は朝5時を標準とし、その日の走行距離によって調整される。80キロを超える場合は4時30分、4時・・・と早められ、最も長い98キロの日は午前3時スタートとなる。
 毎日、ゴールの最終時刻にあたる「節度時間」が設けられる。コース距離を時速5.5キロで割り、算出されたゴールタイムだ。一般の大会なら関門とか制限時間と呼ばれるところをトランス・エゾでは節度時間と呼ぶ。これは、ゴール地点まで自力走行できなくなったランナーへのメッセージでもある。「どんなに時間が遅くなってもゴールまでたどり着きたい」という自己陶酔の末に1人だけ深夜にゴールして、周囲に迷惑かけるようなマネはすべきではない、という「節度」である。ケガをしたり体調悪化してリタイアすると判断した時点で、列車やバスを使ってゴール地点へと向かう。その悔しさや、無念さ、思い出も含めてジャーニーランってことなんだろう。
 この「節度時間」に象徴されるように、トランス・エゾではランナーが自分のエゴによって勝手な振る舞いをすることは暗黙の了解として許されない。550キロ〜1100キロという長い道のりを、見ず知らずの人間が集まり、キャラバンを組んで街々を巡っていく。ランナーもサポートも肉体的にも精神的にも限界ギリギリで越えていく場面もある。ほんの数人が「自分だけは特別だ」という行動を取り始めたら、キャラバンの雰囲気は悪い方へと向かってしまうだろう。
 自己責任が徹底されたこの大会では、1〜2週間の間に使用するすべての荷物を自分で背負って走る。荷物預けはない。またエイドステーションもない。走行中に必要な飲み物、食べ物は、途中の街々にある商店や自販機で仕入れる。無人地帯が長い場合は、2リッター以上の水を背負うことになる。
 あらかじめ指定された走破コースは、2万5千分の1地図上に破線でライン引きされており、途中、誰のチェックも受けることなく、自分自身の良心に従って忠実にコースをなぞる。
 手厚いエイドや荷物配送サービスなど至れり尽くせりの今どきのマラソン大会に馴染んだ身には、いくぶん厳しく感じるかもしれない。だが、要は「1人ぽっちでふらっと走って旅に出た」と思えばいいのである。1人旅なら、給水サービスやら荷物配送なんてあるはずもなく、宿泊先の最終チェックイン時間を守らなければ部屋をキャンセルされる。予定より遅くなり、間に合わなそうなら路線バスに飛び乗るだろう。誰の力も借りず、自分1人の力と責任で、果てしなく遠い道を走りきる。それがジャーニーランの基本姿勢である。
 こんな風にトランス・エゾは一見厳しい自己責任をランナーに求めていながらも、だけどホントのところは限りなくランナーの視点に立った、走ることが心から好きな人のために考えに考え抜かれた大会なのである。
  □
【初日・宗谷岬〜幌延75.3km】
 宗谷岬を出発する。海岸線を南下せず背後の丘陵へと駆け上がると、いきなり野生鹿の集団に遭遇する。大自然に突入するの早すぎ!
 いったんオホーツク沿岸に戻ったのち、再びアップダウンのある牧場地帯をゆく。昨夜のミーティングで、「明日は20キロに1カ所の割合でしか自販機や水道がないよ」と経験者ランナーの方々が教えてくれたものの、半信半疑で聞いていた。「ない」といっても、それなりに民家は点在してるだろうし、集落には公民館や学校があり、水道栓があるに違いない。食料は補給できずとも、ここは日本なんだから水くらいはあるはずだ、とタカくくっていたら・・・本当に何もなかった。
 酪農農家の家屋や牛舎は建っているが人影ひとつない。無人のお家に勝手に入れば不法侵入であり、さすがにそれはできない。住民の集会所や災害避難所と書かれた建物にも人の気配はない。ようやく水飲み場を見つけて蛇口をひねっても、1滴の水も出ない。
 道路の下の方に小川らしきせせらぎが何本か現れるが、北海道の川水や沢水は絶対に飲んではならぬと注意されている。キタキツネの糞に混じったエキノコックスという寄生虫の卵が混入している可能性があり、その生水を飲めば人も感染してしまうからだ。エキノコックスは肝臓の中に寄生し、最後は子供の頭くらい巨大化して人間を死に誘う。ってことで枯れ死寸前あろうと、川水だけは飲めない。
 真夏の直射日光の下では、ダラダラ吹き出す汗は止めようがない。10キロ前進するにつき水分が1リットル必要である、と嫌ってほど教えられた一日となった。
 スタート地点から10キロ先にあるコンビニを最後に、ゴールの幌延の街に入るまで60キロ以上、ついに1軒の店にも遭遇しなかった(ラーメン店とコープがあったが2軒とも休んでいた)。2カ所の自販機と、酪農家の私設エイドに助けられ、カラカラに乾燥しきってゴールにたどりついた。
 ゴールはJR幌延駅前の民宿・光栄荘。お宿名物のカツカレーは、ごはんもカレールウもおかわりし放題で、3皿分食べた。
 布団に横になって氷のうで脚を冷やしまくる。カッカッと燃えるような脚の熱を取り、明日の朝までに元どおりに復旧させるのだ。フトモモに載っけた氷の塊を眺めながら「ジャーニーランの世界に戻ってきた」と少しうれしくなる。
【2日目・幌延〜羽幌82.8km】
 内陸部の広いバイパス道を進み、20キロすぎからオホーツク海沿いの砂利道へと針路をとる。砂利道を行くことを「ジャーリーラン」というのだと教えられた。楽しい響きである。マメができた後なら地獄かもしれないが、今のところ楽しむ余裕がある。
 しばらく進むとコース上にあるはずの橋が橋ゲタごと流失し、道が完全にチギれていた。対岸の道路を巨大なクレーン車が占拠し、作業員の方々が復旧工事に当たっている。大会指定のコースを守らないと「完走」の称号は得られないし、でも道はないし、海を泳ぐってわけにもいかんし・・・と悩んで道を行ったり来たりウロウロしたが、打開策見つからず2キロほど迂回することにした。こんなのはジャーニー・ランでは「よくあること」なのだろう。
 昼前から本格的に暑くなってきて、コンビニで買ったアイスの「パピコ」をタオルで包み、首に巻きつける。涼しくなったのは短時間で、直射日光にあたるとすぐ溶けてしまって、啜ろうと思った時には熱湯パピコになっていた。
 水分の摂取量がハンパなく、50キロに達するまでに6リッター分のジュースを消費した。北海道内の公共施設にはゴミ箱がほとんど置かれていない。公園にも、トイレにも、道の駅にも。ジュースの自動販売機の横に当たり前にあるべきゴミ箱もない。かろうじてコンビニの前には分別ボックスがあるが、ここいらの地域でコンビニは20〜30キロに1軒あるかないか。トランス・エゾでは、ランナーの誰かがゴミを不法投棄した時点で大会を中止にする、という約束事がある。人知れずポイ捨てをしてしまえば、そっと良心を傷める程度の事態では済まされない。
 大量に出る空ペットボトル。こいつらを捨てる場所はない。仕方なくバックパックに6本、ランニングパンツの両ポケットに2本、さらに両手に2本持って、ポットボトルの串刺し状態で走る。初山別という街でアイスを買いに立ち寄った商店の方に涙ながらに廃棄をお願いして、ようやく10本のペットボトルから解放される。
 街のあちこちにゴミ箱があるってのは、本当にありがたいことなんですね。ジャーニーランは、何でもない日常にこそ幸せがあるのだとTHE虎舞竜的な教訓を得られる場でもある。
 本日のゴールは「サンセットプラザほぼろ」という巨大な温泉宿泊施設。だけど大浴場に移動する余力なく、部屋でシャワーを浴びただけで布団にダイブし失神寝する。
バカロードその61 矢尽き刀折れても前のめりで
文=坂東良晃(タウトク編集人、1967年生まれ。1987年アフリカ大陸を徒歩で横断、2011年北米大陸をマラソンで横断。世界6大陸横断をめざしてバカ道をゆく)

 夏も盛りの寝苦しい夜、女郎グモの罠にからみ捕られるように、逃れられない性にうなされる。クーラー設定19度、パンツを脱いでフリチンの股間に扇風機の強風をあてがっても、ギリシャの太陽に射すくめられた記憶をひっぺがすことができない。

 
 「スパルタスロン」に出場しだして4年目である。3度挑戦して3連敗。1回目はハーフマラソンの自己ベストをマークするほどの突っ込みを敢行し91キロで玉砕。2回目は足の甲の疲労骨折を鎮痛剤ガブ飲みでごまかしきれず83キロから1歩も前に進めず。3度目は酷暑対策の未熟さをさらけだし、わずか39キロにて脱水症でアウト。いずれも100キロにすら到達できず、リタイア地点が毎年スタートラインに近づいているという将来展望のなさ。距離246.8キロのレースに参加する資格もない低次元な走りを繰り返しているわけである。果たしてこれほどの弱虫ランナーが、世界最高峰のウルトラレースに参加していいものかどうか。
 難関であるから挑みたくなる。なぎ倒されても、はね返されても、挑みたくなる。簡単に受け入れてくれるレースならここまで取り憑かれない。昨年は悪コンディションの中、6度目のトライで初完走を成し遂げた人がいた。9回目にして初めてオリーブの冠を戴いた人もいる。12度つづけてリタイアしている人だっている。だからといって、自分の3度の失敗に免罪符を与える気はない。走力不足、準備不足。問題の核心は自分にあって、いくらでも改良できるんだから。
 何としても完走したいのだ。もう収容バスはこりごりなのだ。惨敗した兵士たちを3キロのエイドごとに一晩じゅうかけて拾っていく地獄バス。車内はランナーたちのゲロの臭い、体臭が充満している。落ち込みすぎてうなだれひと言も発しない人、あるいはやけビールを食らってギャースカ騒ぐ空気読めない人。両者の気持ちは痛いほどわかる。だって全員、死ぬほどゴールに行きたかったんだから。葬祭場に運ばれるような気分の絶望バスには二度と乗りたくない。
 今年は春に内臓疾患を患い、調整の遅れ甚だしかったが、5月からロング走を何本かこなすうちに「走れるかもな」という感触がつかめつつある。特に「川の道フットレース」の265キロと「東京湾一周ジャーニーラン」180キロは、100キロ以降の粘り脚を作るのに役立った。「思うように身体が動かない」「吐き気が収まらない」「足裏のダメージひどすぎて針の山」と感じた状態から、キロ9分以内で進みつづける泥くさ根性トレーニングになった。
 スパルタスロンを完走するために、今やっているのはこんなのだ。
 【走行距離とペース】 5月以降、月間走行500キロ以上はキープしている。去年はキロ6分のジョグを20〜30キロ走が中心だったが、今年は数日おきにキロ5分のペース走(10〜20キロ)を入れた。キロ6分のジョグは心肺機能の維持、フォームの改良、地足を固める、と課題をはっきりさせた。キロ5分のペース走を入れた理由は、スパルタスロン本番ではキロ5分30秒ペースで80キロまで押していく必要があるためだ。涼しくて平坦な道ならばそう難しくないのだが、真夏日和のなか登り下りの連続という条件下で、キロ5分ペースに慣れておくことが、本番でのキロ5分30秒に余裕度を持たせる。
 【酷暑対策と水分摂取】 幸い今年の日本は気温が35度前後まで上がる日が多く、直射日光もカンカンで、絶好の酷暑対策ができている。スパルタスロンが行われる9月下旬、ギリシャは平均気温が35〜36度。暑くなる日は38度を越す。通常の完走率は30%程度だが、気温が上昇した年は20%まで落ちる。首都アテネでは7月現在で38度に達しているから今回も暑くなるのは確実とみておく。
 脱水症に見舞われた去年と同じ轍は踏まない。脱水症状は突然現れる。直前まで何ごともなく走っていたのに、急にふらつき、目まいが起こり、真っ直ぐ走れなくなる。80キロまでは最低でもキロ6分を維持しないと関門に間に合わないから、脱水症にいったん陥るとアウトである。関門閉鎖は、体力の回復を待ってはくれない。
 医学的には体重の3%が減少したら軽度の脱水、3〜6%の喪失で中度、10%以上なら重度とされている。重度になると寒け、意識混濁、痙攣などが起こるという。10%といえば体重60キロ台のぼくの場合6キログラムにあたるが、超長距離レースの直後にはふつうに落ちている範囲である。つまり日常的に重度脱水症のままで走っていることになり、そう特異な現象ではない。だからよほどじゃないと脱水症状など現れないはずだが、ごく短時間(2〜5時間)で6キロ以上汗が流れだし、水分補給が不十分だと、急性的な発症へと追い込まれるのだろう。
 人体が吸収できる水分は主に小腸からで、1時間あたり600〜800mlとされている。走っている最中にはややこしい暗算ができなくなるので、1時間に1000mlは確実に摂取する、と決めておく。1時間はイコール距離10キロメートルに相当するから管理しやすい。しかし1000mlをガブ飲みすると胃が洗われ、逆に胃酸過多になる。エイドに用意されたスポーツドリンクをボトルに移し替え、ちょびちょびと摂取しなくてはならない。胃もたれによる脱力、むかつき、嘔吐を防ぐには、糖濃度の低いドリンクを摂取しなければならない。エイドのたびに濃ゆいコーラやオレンジジュースを飲むと、たちまち嘔吐につながる。
 スパルタスロンでは、3〜5キロごとのエイドごとに関門時間が設定されていて、ぼくの走力だと残り5分〜10分でクリアしていくことになる。道端でゲロを吐くのに2〜3分取られていたら、稼いだ時間を浪費してしまう。嘔吐は避けられないが、回数を減らすために万策を尽くす。
 【体重】 体重を1キロ落とせばゴールタイムが20分縮まる、とまで言う人もいる。あんまし信用してないけど。もちろんこの1キロとは筋肉や体液(汗)の1キロではなく、体脂肪分の1キロである。長距離走において体脂肪は足かせ以上の役割はなく、腹や尻についているだけでスピードを奪い、両脚へのダメージを深める。脂肪が最大のエネルギー貯蔵装置であるとしても、36時間走り続けるには体脂肪率6〜8%分もあれば十分なのであって、それ以上の脂肪はお荷物でしかない。
 春に67キロあった体重は60キロまで落とした。あと2キロ絞れば体脂肪率も8%台になる。それでダイエットは完了だ。それ以上痩せると風邪ひき体質になってしまうし。
 【食事】 ほぼ菜食に切り替えた。「ほぼ」というのは、厳密にではないということだ。人とめし食うときまで神経質に肉や魚を断ったりしない。無性に欲しくなれば我慢せず食べる。といっても月に1回くらい「シャウエッセン」を食べたくなるくらいだから苦労はない。つまり禁欲的かつ思想的なベジタリアンではなく、ただ消化・吸収効率をよくして、長丁場のレースのなかで運動エネルギーにちょろちょろと変換できる身体にしたいだけだ。1日1食は以前から変わらないが、摂取カロリーを減らしている。玄米・麦飯、漬け物、生野菜山盛り(何もかけない)で十分である。食塩も取らない。
 疲労を除去するために、飲み物は果糖系のジュースはやめ、クエン酸飲料を常用している。「メダリスト」「アミノバイタル・クエン酸チャージ」などだ。また、膝の関節痛が出ないように気休めに「グルコサミン」を飲んでいるが、効いているかどうかはよくわからん。
 たくさん走っているわりに、世間の人よりは少食だと思う。たくさん食べて、たくさん飲む、というのがタフネスなランナーの正しき姿みたいな気がするが、特にお腹は空かないし、無理して食べる必要もないと思うので、これでよい。
 【フォーム】 フォームを変えた。スパルタスロンを完走するランナーの多く・・・といっても20時間台で走りきる特別な身体能力を持ったランナーではなく、30時間台後半で絶対にゴールまでたどり着くランナーたちは、下半身で走るのではなく、力強い腕振りで生じた振り子運動を下半身に伝えるような骨格の動きをしている。ちょっと説明が難しいが、上半身のパワーでもって、慣性の法則で全身をグイグイ前に持っていくイメージ。日本のランナーは細身の人が多いが、ヨーロッパの超長距離ランナーはガタイがデカい。胸板が厚く、腹回りもある。腕をたくさん振って、腿を高くあげず、競歩とマラソンの中間の走りをする。なかなかその域にまでは達しないが、今まで腕振りはリズムを取る程度の軽いスイングだったものを、「前へグイグイ」系に切り替えた。
  □
 4年もあれば、もっと違うことできたんじゃないかとも思う。これほどの労力と時間を別のことにかけたら、もっと世のため人のためになったのではないか、としみじみ思いを馳せたりもする。でもぼくは、具合のいいことに世のため人のために生きるほどの器はなく、誰のためにもならないことに時間と熱量を費やすのが得意なのである。そしてこのブ厚く、高い壁を突き破らなければ、一歩も先に進めない気もしているのである。

2014年02月08日

月刊タウン情報CU1月号 実売部数報告1401_CU部数報告.pdf

月刊タウン情報CU1月号 実売部数報告です。
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雑誌の実売部数を発行号ごとに速報として発表している出版社は、当社以外では日本には一社もありません。実売部数は、シェア占有率を算出し、媒体影響力をはかるうえで最も重要な数値です。他の一般的な業界と同様に、出版をなりわいとする業界でも正確な情報開示がなされるような動きがあるべきだと考えています。わたしたちの取り組みは小さな一歩ですが、いつかスタンダードなものになると信じています。

2014年02月06日

徳島県民のリアル朝活事情はさらら2/6号でチェック! 0206salala.jpg 朝活、夜活、飲活、知活、などなど…。徳島県民が続けている○○活をご紹介。朝だけにとどまらない、いろんな時間の使い方が垣間見えます。
 そのほか気軽に始められる支援方法に、自家製味噌の作り方、オツなお酒の飲み方まで情報盛りだくさん! あなたもさららを読んで、新しいことを始めてみよう。

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「さらら」は毎月第1・第3木曜日、徳島新聞朝刊とともにお届けしています。
次回発行は2014年2月20日(木)。お楽しみに!

2014年01月29日

花粉対策は早めが吉! さらら1月23日号で賢い方法教えます 0123salala.jpg 花粉症を恐れる人必見! お医者さんに聞いた、初期治療のメリットや花粉を防ぐ生活習慣をご紹介。早めの対策スタートで、辛い症状を予防しよう。
 また、仲良し父娘インタビューに、寒さをしのぐ重ね着術、気になるバレンタイン特集もお見逃しなく。
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「さらら」は毎月第1・第3木曜日、徳島新聞朝刊とともにお届けしています。
次回発行は2014年2月6日(木)。お楽しみに!

2014年01月28日

いい湯と素敵な宿でほっこりしましょ。タウトク2月号 tautoku1402★徳島・香川・淡路島のいい湯処と素敵宿
徳島県内の湯処探索、南あわじ温泉郷でお湯比べ、塩江温泉郷でぶらり温泉めぐり。さて、今日はどこでリフレッシュしようかな。

★道の駅! 大人の買い食いツアー
それぞれの地域を詰め込んだ道の駅は、うまうまグルメのパラダイスだった! 名物メニューをハシゴするぞっ!

式場探し、ドレス選び、お金の疑問までぜーんぶ解決! とくしま 結婚しちゃお!春号 kekkon0201地元のウエディング情報なら、この1冊におまかせ。結婚準備をスタートしたばかりのカップルにも、そろそろ結婚を意識しはじめたカップルにも必ず役立つことをお約束。

春号の特集は、「人気ドレス100」や「結婚式のリアル明細公開」など、結婚準備が100倍楽しくなる超充実の6大特集!

2014年01月15日

徳島人2月号、発売中! 1402tokushimajin■内科、外科、皮膚科、眼科、耳鼻科・・・
「あそこの先生がいい」という口コミを集めた!徳島のいい病院はどこ?
■みんなが選んだ徳島の重大出来事って何だ?この1年徳島に何が起こった?10大出来事
徳島・ザ・10大ニュース発表
■決勝前夜、蔦監督が選手に伝えた言葉とは?
池高やまびこ打線の奇跡
CU2月号 たびカフェ tokushima-cu1402■たびカフェ
新たなカフェを目指してプチ遠征!脇町、貞光、西祖谷、東祖谷、東みよし、上勝、木頭、穴吹、美波、牟岐、宍喰、淡路島、北灘、阿南、小松島、国府、論田。

■恋より珈琲
甘くて、ときどきほろ苦い。雪山カプチーノ、ホワイトベリーラテ、マシュマロモカ、ハニー抹茶ラテ...。

■What's New
この冬、徳島はときならぬ開店ラッシュ。特集!新しいお店、いっぱいできました。

■ONLY CU TICKET
巻末にはカフェやエステで使えるお得で楽しいクーポンつき。使わなソンソン♪

2014年01月09日

徳島人12月号 実売部数報告1312_徳島人部数報告.pdf

徳島人12月号 実売部数報告です。
徳島人12月号の売部数は、4,185部でした。
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メディコムでは、自社制作している
「月刊タウン情報トクシマ」「月刊タウン情報CU」「徳島人」「結婚しちゃお!」「徳島の家」の実売部数を発表しております。
月刊タウン情報トクシマ12月号 実売部数報告1312_タウトク部数報告.pdf

月刊タウン情報トクシマ12月号 実売部数報告です。
タウトク12月号の売部数は、6,522部でした。
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雑誌の実売部数を発行号ごとに速報として発表している出版社は、当社以外では日本には一社もありません。実売部数は、シェア占有率を算出し、媒体影響力をはかるうえで最も重要な数値です。他の一般的な業界と同様に、出版をなりわいとする業界でも正確な情報開示がなされるような動きがあるべきだと考えています。わたしたちの取り組みは小さな一歩ですが、いつかスタンダードなものになると信じています。
月刊タウン情報CU12月号 実売部数報告1312_CU部数報告.pdf

月刊タウン情報CU12月号 実売部数報告です。
CU12月号の売部数は、4,432部でした。
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2014年01月07日

プロ直伝☆あったかスープレシピ満載のさらら1月9日号 0109salala.jpg 一年で一番寒〜い1月・2月を美味しく乗り切るあったかスープのレシピをご紹介。和・洋・中・欧、どのスープもお家で気軽にチャレンジできるので、あなたも一度おためしあれ。
 そのほか最新カラオケ情報や、オリジナル生姜シロップの作り方、ザ・防寒対策など、冬を楽しく乗り切る情報もりだくさん!
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「さらら」は毎月第1・第3木曜日、徳島新聞朝刊とともにお届けしています。
次回発行は2014年1月23日(木)。お楽しみに!

2013年12月24日

おいしいものには理由があるのです。タウトク1月号 tautoku1401★とくしまうまいもん100
コレを食べない人生なんて! 新鮮な地元の食材、店主の愛情。これらが合わさって完成する一品は間違いなくウマい。「徳島に生まれて良かった〜」と思うほどの絶品グルメが集結。

★ゆる〜いみなさん大集合
徳島にもこれだけ存在した! 総勢103キャラクターのプロフィール大公開。アナタがまだ知らない、つい口元がゆるんでしまうユニークなキャラクターに出会えますように。

2013年12月20日

年末年始のお餅拾いの心得は、さらら12月19日号で! 1219salala.jpg 近づく年末年始。数あるイベントの中でもお餅投げは外せません! 開催スケジュールはもちろん、参加にあたっての心得まで、さららを読んで、一つでも多くのお餅をゲットしよう。
 また、気になるダンナの加齢臭観察日記や、スープからおかず・ケーキまで大根を隅々まで活用するアイディアレシピなど、すぐに役立つ情報もりだくさん。
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「さらら」は毎月第1・第3木曜日、徳島新聞朝刊とともにお届けしています。
1月のみ第2・第4木曜の発刊になります。次回発行は2014年1月9日(木)。お楽しみに!

2013年12月13日

CU1月号 福袋&セール速報 tokushima-cu1401■福袋&セール速報
アパレルから雑貨、スイーツ、コスメなどジャンルさまざま!
■女子推しメニュー
とくしまの女性が最も注文する料理は何か?大調査!
■いつもと違う初詣!
人気の初詣スポットから見逃せない年末年始のイベントまでご紹介。
■ラブホDEデート
気になるあのラブホテルのお部屋、紹介します。
■女性のキレイを応援する[ミガク]読者限定クーポン付き。
いまこそ、自分磨きはじめましょ。



■読み応え抜群のコーナーも見逃せない!
「AGEMAN'S」
低カロスイーツから親子カフェまで女性が気になるマチネタのアレコレ!
「What's New」
とくしまの新しい店・モノ・サービス。焼肉店、美容室など続々と新店誕生してます。
内容盛りだくさんのCU1月号は
書店・スーパー・コンビニで280円で販売中!
徳島の塾ガイドブック「まなぼん!」新創刊! 1401_manabon.jpg「どうやって塾を探したり選んだりすればいいの?」…そんなお悩みに答えられる本、できました。「まなぼん!」は徳島県内の主要学習塾情報から幼児教育スクール、英会話教室情報まで掲載した“学びの総合ガイドブック”。
いままで口コミ等でしか得られなかったような塾えらびの情報がギッシリ。各校の指導の方針や特徴、講座のスタイル、気になる費用、先生や代表者からのメッセージもしっかり比較でき、自分の目標にぴったり合った教室が見つけられます!
徳島人1月号、発売中! 1401tokushimajin■こっちが客やのに、何か立場わるいんですけどぉ
県民の怒りピーク 各業界に「直訴!」スペシャル
銀行、役場、病院、バス、タクシー、道路、スーパー・・・
■ゴミの分別!住む街でこんなに違うんです 「ペットボトルゴミの品質調査」でなんと徳島市が全国最下位!「プラ製容器の日」はプラスチックを捨てていいのではない!
■生きてるうちに見ておきたい!仏壇・墓石・霊園・葬儀
自分が入る墓は自分で決める!