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2006年09月27日

オモシロプロジェクトライブ「小鉄」 日程決定! tokushima-nitanji tokushima-sabu
オモシロプロジェクトライブ「小鉄」再上陸!

写真や映像を駆使してトクシマをもてあそぶ
小鉄の三回目となるライブの日程が決定した。
「小鉄ライオン」
日時:11月19日(日) 18時開場 18時30分開演
会場:徳島ホール(徳島市幸町1丁目)
料金:1000円

小鉄とは・・・
目に映るものすべてをおもしろネタにかえていく小鉄の脳ミソ・ニタンジさん(写真左)とその傍らで自然体でネタの行方を見守り、流し、ツッコむ小鉄の盲腸・サブさん(写真右)の2人が結成したオモシロプロジェクトのこと。

2004年11月と2005年6月に開催したライブでは、それぞれ約250人もの集客を果たした。
3度目となる彼らの公演、見逃せない。
なお、現在好評発売中のタウン情報トクシマ10月号
5ページの「ホットランナー」
に小鉄の2人のインタビューを掲載!こちらも合わせて要チェック!

2006年09月21日

月刊タウン情報トクシマ8月号 実売部数報告 tautoku8_busuu tautoku8_busuu-suii


月刊タウン情報トクシマ8月号 
実売部数報告です。

タウン情報トクシマ8月号の売部数は、
タウトク7月号の売部数は、
10581部でした。

詳しくは、上部に表記してある画像を
クリックしてください。

メディコムでは、自社制作している
「月刊タウン情報CU*」
「月刊タウン情報トクシマ」
の実売部数を発表しております。

詳しくは、こちら、ついてはいけないウソ をご覧下さい。
月刊タウン情報CU*8月号 実売部数報告 cu8busuu cu8_busuu-suii

月刊タウン情報CU*8月号 
実売部数報告です。

タウン情報CU*8月号の売部数は、
7471部でした。

詳しくは、上部に表記してある画像を
クリックしてください。

メディコムでは、自社制作している
「月刊タウン情報CU*」
「月刊タウン情報トクシマ」

の実売部数を発表しております。

詳しくは、こちらついてはいけないウソ をご覧下さい。
さらら9月21日号、発行しました SALALAhyoshi921.jpgとくしまの生活情報紙 フリーペーパーさららが発行しました。
今回の巻頭特集は、徳島生まれの「カツ」をクローズアップしました。
魚が原料、衣は鮮やかなオレンジ色、そしてちょっとピリ辛スパイシー…
スーパーでよく買っては食卓の上に並ぶ、徳島人が愛してやまないあのカツです。

さららは県内各地でカツ緊急アンケートを実施。
また、さらら紙面で募集したところ、たくさんの応募があったカツレシピも紹介します。
和風、イタリアン、そして丼・・・そのアイデアの豊かさに編集部はびっくり。

2006年09月15日

徳島ビジネスチャレンジメッセ開催中

このメディコムのブログホームページでもお世話になっている「IDS」様が、
徳島ビジネスチャレンジメッセで、
「Beトクシマ」
にて、優秀賞を受賞されました。

おめでとうございます。

誰でも、気軽にブログサイトを作れるということで、非常にブログを開設する人も増えているようです。

徳島の、未来のビジネススタイルを見ることができる
徳島ビジネスチャレンジメッセは、明日(16日)まで開催中です。

2006年09月14日

2006年09月11日

「鳴ちゅる」が週刊文春で取り上げられました鳴ちゅる

メディコムが発行する「鳴門のちゅるちゅるうどん探訪記 鳴ちゅる」(中野晃治著)が、週刊文春9月7日号の「新刊推薦文」に掲載されました。
掲載以来、全国の方々や書店さんより注文が殺到しています。
書評が掲載されたことを編集部は知らなかったので、何が起こったのかわからないまま、きょとんとした表情をキープしつつ、発送作業をおこなってました。
いやー、さすがすごい威力です週刊文春さまぁ!

2006年09月10日

徳島で雑誌をつくろう そのシィ「いち編集者の思考の説明」
文=坂東良晃(タウトク編集人)

朝起きると、寝ぼけマナコで天井を見つめながら考える。「今日もぼくには仕事がある」。原付バイクにまたがり、吉野川を渡って編集部のあるカイシャに向かいながら考える。「今日も出勤できる職場がある」。バイク置き場から事務所までの道を歩きながら、アタマの中で今月の支払いのことを考え、入ってくるお金のことを考える。「まだ現金はある。カイシャを潰す心配はない」。社員の大半はすでに慌ただしく仕事をしている。「急がないといけないほど仕事がある、よかった・・・」
自分のことをろくでもない人間だと思っている。だから自分が勤められる職場が存在していることを奇跡に感じる。朝起床すると、カイシャの存在を実感できないときがある。無職時代が長いので、それなりに社会に適合していることにも驚く。
メシが食えないことに潜在的な恐怖がある。貧したら貧に慣れるという人もいるが、ぼくは貧乏が恐い。全財産が3000円を切れば、病気をしても病院に行く勇気がなくなる。部屋が借りられず寝泊まりする場所を探してほっつき歩いたり、知人の冷蔵庫の食べ物を求めてさ迷ったりと、貧乏は行動をあさましくする。
立派な経営者や、創造的な仕事をする人は、「この仕事はカネなんか関係ない。夢のためにやる」なんて見得を切る場面もあるけど、ぼくはそんな気になったことがない。儲からない仕事をするのは恐怖である。儲からないとドン底まで突き落とされる。他人に働いてもらって、労働にふさわしい対価を払えないのは最悪な経営者の姿でもある。
あちこちの経営コンサルタントや経営セミナー運営会社から、中期戦略の再構築とか中核的強みの見直しとか、色んなことをしてみなさいよと迫られる。外から見ると、ぼくの経営はよほど頼りなく映るのだろう。商売を発展させるためには、周囲を感心させるような重厚な理屈が必要なんだろうけど、さしあたって何かを変化させたいという意志がない。 雑誌づくりという好きなことをたまたま商売と連動させることができ、しかも給料までもらえている。
これ以上のことを求めるとバチが当たりそうなので欲は出さんとこ、と思っている。

「仕事が楽しくないから、会社を辞めます」と申し出た二十歳の社員に、こんなことを言った。・・・世の中いったいどれだけの人が楽しさを求めて仕事していると思うのよ。みんな生活のためにやっている。家庭や子供を守ったり、信用してくれている人を裏切らんために働いている。楽しいかどうかなんて基準は、子供の発想だろーよ。
二十歳の若者はすかさずこう反論する。「そんなこと言ったって、あなたは元もと雑誌が好きだからやっているんでしょう。いつもそう言ってるじゃないですか。仕事を続けられるかどうかは、最終的には好きかどうかじゃないんですか?」。
確かにそうだ。ぼくはこの仕事が好きだからやっている。適当な建て前はでっち上げられるが、ホントの所は好きだから続けられてる。そんな単純人間が偉ぶって職業倫理を語るなんてね・・・ド反省。

高校生のころ雑誌は世界の窓口だった。80年代、阿南の田んぼの真ん中で入手可能な新しいカルチャーは、雑誌にしか存在しなかった。20年前だからインターネットはない。初代ファミコンが登場した頃だが、金持ちしか所有できない。POPEYEと朝日ジャーナルと諸君!と写真時代をむさぼり読んでいた。ファッション誌と進歩的左翼誌と御用右翼誌と極エロ誌を同時に読む。これが田舎の高校生の理論武装だ。
「オールナイトニッポン」2部以降の深夜放送を聴いているとか、民族音楽とかプログレッシブとかの未発売輸入レコード盤を密かに買い漁っている、そういう行動に近い。それが自分のアイデンティティを補完する方法であり、女のコにモテるための引き出しの一つである。
宝島、ミュージックライフ、平凡パンチ、ホットドッグプレス、週刊プレイボーイ、週刊ファイト。どの雑誌でも、活字たちは憤懣やるかたない情熱をたぎらせ、ギラギラと脂ぎったエネルギーを放っていた。ヒッピーやドラッグや反戦や70年代ウエストコーストやサイケデリックやポストモダンやインド放浪やチベット密教やコーランや連合赤軍がカッコいいと思っていた。そんな時代をライブで生きた30代がつくるカウンターカルチャー雑誌と、その反動で軟派化したポップカルチャー誌の洗脳を、10代のぼくは受けた。 そういう雑誌にまみれて無為な時を過ごすのが幸せであった。だからぼくは雑誌づくりを職業にした。

この職業につき、20年近くメシを食っている。恩のある雑誌だから嫌いになることはない。
ぼくは雑誌の匂いが好きである。いや、雑誌の生産過程をとりまく匂いと環境が好きである。完成したばかりの雑誌が放つ独特の香りはいい。乾ききらないインク臭と、漂白された紙の匂い。匂いの質は変わった。むかしの本は、もっと有機溶剤臭がプンプンしていた。
ぼくがこの世界に足を踏み入れた20年前は、まだ活版印刷が存在していた。活字職人が1字、1字ピンセットで活字を拾い、巨大な鉛合金の塊をつくりあげる。その重量感あふれる金属の表面を、インクのローラーが撫で、紙に転写する。紙には鉛の文字が深く刻印される。紙の表面にはその圧力により凹凸が生じる。紙のヘコミに染みこんだインクは今ほどすぐは乾かず、手触りと湿り気で印刷職人の仕事の名残を感じた。現在のハイテク印刷には、このような触感は薄れた。紙の表面はつるんとなめらか。それでも悪い匂いはしない。
締切が近づいた編集部には、独特の匂いが充満する。編集の現場は、匂いの洪水だ。昼間取材の際にかいた汗が乾いて、微妙な臭気を漂わせる。風呂に入っていないヤツの足の悪臭がツーンと鼻をつく。撮影用の食品の匂いが入り混じった生暖かい空気、深夜にスタッフが食べるスタミナ食のニンニク臭。生ぐさい人間の匂いに、忠実に生産活動をつづける機械音が溶ける。スキャナーが画像を読み取る電子音、高速プリンタが激しく紙を飛ばす連続音、キンキン唸りをあげるサーバー群。
匂いと音のはざまに、人間がいる。怒号があがるときもあれば、笑いに包まれるときもある。何かに絶望してる人もいれば、楽しいことだけ考えてる人もいる。プレッシャーに耐えられず失踪する者、机に突っ伏して豪快にいびきをかいて眠っている者、いろいろだ。
雑誌づくりの現場は人間味あふれるモノづくりの工場であり、カイゼンもカンバン方式も効果を出せない、もっとも非効率な生産工場だ。

入社希望の大学生に挑発的に問われた。「タウトクはフリーペーパー化しないんですか。雑誌はいずれ全てフリーペーパーになると思います」。
確かにね、あらゆるコンテンツは無料で供給されるようになってるよね。テレビ=無料、ラジオ=無料、インターネット=無料、フリーペーパー=無料。新聞は有料だが、料金銀行振込なら毎日買ってる意識はない。ケータイサイトもパケ代は必要だが、定額設定してるなら無料感覚で使える。現金購入するメディアって、雑誌以外にはタブロイド夕刊紙やスポーツ新聞くらいしかない。電車通勤の人口が少ない徳島では、スポーツ新聞を買う人は虎ファンかプロレスオタク。現金で売り買いされるメディアはイコール雑誌ということになる。きわめて稀少な存在なのだ。各メディアが先を競ってコンテンツを無料で放出している時代に逆行し、お金で買ってもらえる物を必死になってつくる。その不格好な必死さが好きである。

今のカイシャ、50人くらいの若い人が雑誌づくりに取り組んでいる。今年は1年で70本ちかく出版物を出す予定。5日に1日の発行ペースだ。時間はひたすら猛スピードで過ぎていき、未来を考察する余裕はない。ホンダみたいに産業の未来をちょっと考えてみよーかななんて思うときもあるが、すぐ飽きて寝てしまう。雑誌の未来がどうなるかなんてハナから興味がないのだ。半年先の運命を考えるのはスリリングだが、その先の未来を想像するのは退屈だ。戦略は必要だが、空想は無駄だ。
今日おもしろい雑誌をつくり、明日もっとおもしろいものを考える。それをひたすら繰り返す。どこまで続くかわからない道を、バニシング・ポイントみたいに爆走するだけ。その先に何があるかなんて、行ってみないと分からない。

2006年09月08日

美味しいお弁当屋さんに行ってみようtokushima-2006-tautoku9gatu

今月の「タウン情報トクシマ」の特集は

おいしいお弁当屋さん

みんなでワイワイ楽しみながら運動した後に
おいしーいお弁当の数々を掲載!


もちろん、レジャーにお出かけする時はバッチリフォロー

徳島日帰り冒険旅行

もオススメです!!

2006年09月07日

さらら9月7日号発行! SALALAhyoshi907.jpg

特集は、結婚をお祝いする側のマネーとマナー。
ご祝儀をいくら包むか迷ったことはありませんか?
また披露宴には呼ばれていないときは、どんな風にお祝いしている?など、
さららが調査しました!
徳島の人の結婚祝いについてのあれこれが明らかに。
聞きたくても聞けなかったマナーについてもこれで解決!


2006年09月04日

9月の連休は「タウン情報トクシマ」で楽しもう! タウトク9月号 好評発売中 tokushima-2006-tautoku9gatu

9月1日に発売になった「月刊タウン情報トクシマ 9月号」
秋にむけてお出かけが楽しくなるその前に!
タウトク読んで行き先を決めよう!

徳島日帰り冒険旅行はもちろん、
お出かけに欠かせないお弁当を売っている
おいしいお弁当屋さん特集も必見です

で、もっともっと徳島のレジャーを楽しむなら! kyujitsu1000
休日計画1000!

どちらも、徳島県内の各スーパー、コンビニ、書店で絶賛発売中!!

2006年09月03日

徳島で雑誌をつくろう そのサン「雑誌を創刊しよう!」
文責=坂東良晃(タウトク編集人)

今回は15歳から25歳までの人に向けて書きます。

ぼくは雑誌をつくってメシを食っている。
これ以外に生きていく方法を知らないし、これしかできない。フリーターを何年間かやっていたので、いろいろな職業は経験したが、やっぱし雑誌をつくることしか自分にはできない。そもそも本をつくって食べていくことなど、できるとは思っていなかった。好きなことを好き勝手にやっているうちに職業になってしまった。
小さい頃から本と雑誌とマンガが大好きだった。友だちがプラモデルやテレビゲームに夢中になっているときに、本と雑誌とマンガばかり読んでいた。保育園に通っていたころから本屋の立ち読み常習犯であった。阿南市の富岡商店街にある、中富書店という本屋さんの前に居座り、新刊マンガが出るとすべて読みあさっていた。昔はコミックスにビニル封がされていなかったので、本屋さんは無料で遊べるパラダイスだった。1日に2時間も3時間も立ち読みし、足が疲れると店の前の道路に寝転がって立ち読み(寝読み)をしていた・・・らしい。
日が暮れかけると川向こうの製パン工場に勤める祖母が帰ってくる。祖母はパン工場から出たパンくずをビニル袋いっぱいにつめて、桑野川に架かった橋を渡って帰ってくる。「今日は何のパンが食べれるんかなぁ」と餓えた腹をさすりながら、長い待ち時間を本屋ですごした。本を買った記憶はない。中富書店の方は、よくぞそんなガキを許してくださっていたものである。本当にすみませんでした。今さらながら反省しています。

小学校5年生のとき雑誌のようなものを創刊した。ポルノ小説とポルノ漫画をふんだんに取り入れたポルノ雑誌である。表紙も目次も特集もある、雑誌の基本機能を備えた作品である。タイトルは「週刊エロトピア」だ。それを友だちに回して遊んでいた。貸本料として「当たりバー」という30円のアイスクリームをおごらせていた。次号を読みたいというリクエストにこたえ、何号か発行した。
担任の先生にその一部始終がばれて、「おまえの血には毒液が流れている」と扇情的なお叱りを受けた。独特の言い回しで自分のことを評価されて、ぼくはとても嬉しくなった。デビルマンみたいでカッコイイと有頂天になった。先生はぼくの雑誌をしかめっ面で読んでいたが、後半はニヤニヤしていた。ぼくに観察されていることに気づき、襟を正したが、「ロクでもないが、よくできている」という高い評価をしてくれた。ものわかりのいい先生だったってことだ。
モノを書いて金をもらうという習性は抜けず、中学生になってもポルノ小説を書きつづけた。とくに性的な興味が強かったわけではない。いろんなモノを書いてみたが、同級生が書いた純文学や冒険小説を読みたいという中学生は、どこにも存在しなかった。みんなが喜んで読んでくれるのはポルノ小説。50円ほどの購読料を払ってくれるのもポルノ小説である。読者が求めるものをつくれば読者は喜び、小遣いが増える。その原始体験である。

高校時代は、ラブレターの文面を考える仕事をした。モテない男子に声をかけては、かなわぬ恋に悩む彼の想いを聞き取り調査し、好きな女の子をいかにして彼に振り向かせるかという筋書きを考え、実行した。これは空想上の恋愛小説を書くよりも遥かにスリリングである。ぼくの企画と文章の向こうには生身の人間がいる。そして、恋愛感情という人間にとってもっとも大切な部分を動かせるかどうかという大チャレンジなわけである。自分の企画力と文章力が実戦で試されるのだ。REALな世界だ。ぼくの恋愛企画は勝率3割3分くらいの結果をたたき出したが、それが優秀な数字かイマイチな結果なのかは今でもわからない。

高校を卒業して働き始めた出版社で、ぼくはプロフェッショナル中のプロフェッショナルと言える編集者に出会うことができた。それは本当に幸せなことだっだ。この話は長くなりそうなので、また今度しよう。



ある情報を大量に他の人に伝える媒体(メディア)として、雑誌はとてもおもしろい。
おもしろい理由はいろいろある。ぼくがいちばん気に入っているのは、創業するときに目ン玉飛び出すほどのお金はかからないという点だ。といっても数百万円は必要だけど、20坪くらいの服屋さんや雑貨屋さんやカフェなどのお店を出すことを考えると、同じくらいの金銭的リスクで雑誌は創刊できる。大金がかかるなら、いたずらに他人におすすめしてはいけないと思うが、「なんかおもっしょい店やらん?」くらいのノリでは、おすすめできる。もちろん失敗したら数百万円は失くなるけど。でも、それだってお店やるのと同じ。

いわゆるメディア業と呼ばれる産業のなかで、このような格安の資金でスタートできるのはインターネット以外には雑誌しか見当たらない。たとえば新聞を作ろうとしたら、新聞輪転機という化け物級の印刷機が必要である。自前で購入すれば億の1ケタ単位ではすまない。報道記事を書ける優秀な記者を集めるためには、1年間で人数×1千万円程度の人件費を払えるメドを立てなければならない。大量の用紙の仕入先を確保し、朝3時から配達をしてくれる販売網を築き、収入源である広告代理店網を確立する。壮絶だ。
テレビやラジオの放送局ならさらに巨大な資本が必要である。放送設備をゼロから整えようとするなら、田畑山林をいくら担保に入れても足りない。 それ以前に「放送法」の制限により、新たに地上波放送局を作るなんてことはほぼムリに等しい。

一方で雑誌は、自前で設備をもつ必要がほとんどない。印刷機は外部の印刷所のものを使えばいいし、製本機は製本所に立派なのがある。料金を払って貸してもらえばいい。編集部内にも高額な機械類は必要がない。最低限そろえたいのは、パソコン、カメラ、電話、プリンタ、コピー機であるが、そこそこ動くものであれば問題ない。撮影機材なんか高いんじゃないの?と思われるかも知れないが、大衆雑誌を印刷する場合、3万円クラスのデジカメで撮った写真と、20万円クラスの一眼レフカメラで、印刷面のクオリティに大きな差がでるわけではない。
美術書や企業パンフレットを作るのではなく、一般向けの大衆雑誌なら最低限の撮影機材でよいのである。だからお金はかからない。それでも、創刊から数回分の印刷・製本代金と人件費と設備費あわせて800万円くらい用意しておくに越したことはない。

「コスト安のメディアだから」という理由ならば、そんなに自己資金が必要な雑誌じゃなくて、インターネット上にサイトを開き、そこにコンテンツを展開すればいいんじゃないか?という考え方もある。ぼくもそう思う。より金がかからずに、より表現の制限がない方が、大衆メディアとしては本筋だ。アイデアしだいでインターネットは、強力な大衆メディアに、商業メディアに、民主主義メディアになる。改めて説明の必要もないほどに、すでになっている。
それでもぼくはインターネット上で何かを企てていこうという気にならない。
速報性があり、低コストで運営でき、言論自由なインターネットの世界を選択せず、雑誌をつくって生きている理由は、要するに好きだから、という以外にないことに行き当たってしまう。雑誌というメディアの優位性を論拠だてようとしても、いずれも論が弱い。最終的には儲けようが儲けまいが、誉められようが貶されようが、けっきょく雑誌を作ること以外にやりたいことがないから雑誌をつくっている、としか言えない。

雑誌は意外に簡単に作れる。ぼくはそのことを若いみんなに伝えて、できるだけたくさんの人にこの世界に入ってきてもらえないかと思っている。これから、ぼくなりの雑誌のつくり方についてボチボチ書いていこうと思う。一般教書にあるマニュアルではなくて、アナーキーでよりリアルな方法論だ。
みんなが雑誌をつくりはじめると、商売ガタキをたくさん生んでしまい、ぼくたちのカイシャが潰れてしまったり、自分が職を失くしてしまうかもしれない。それでもぼくはみんなに「雑誌を作ろうぜ!」と言いたい。深い理由はない。「おもしろいのでやろうぜ!」だ。

2006年08月31日

「徳島ウエディング」絶賛発売中t-wedding
徳島のウエディング情報が200件以上つまった
「徳島ウエディング」
は、これから結婚を考えている方に向けて様々な結婚情報をお届けいたします。

式場、ジュエリー、衣装、写真館をはじめ、結婚に関わるお店を
テーマごとに紹介するコーナーや、式場を多角的にチェックできる特集もあり。

読者特典や資料請求ハガキもついていて、読むだけでなく使える
「徳島ウエディング」
は、あなたの結婚のお手伝いをいたします!

ただ今、お近くの書店・コンビ二で絶賛発売中です。380円。

2006年08月30日

月刊タウン情報トクシマ9月号 tokushima-2006-tautoku9gatu


月刊タウン情報トクシマ9月号
本日発売!!



徳島日帰り冒険旅行!
まだまだあった無料の遊び場!
あれこれ探してきましたーーー。

おいしいお弁当屋さん
レジャー、運動会にもピッタリ。
手作りあったかお弁当。メニュー表も掲載!

ミス制服グランプリ決定
徳島で一番かわいい女子高生は誰!?
栄冠はあのコのもとに!

男のハダカ祭り200人
サワヤカビーチボーイからムッキムキ筋肉マンまで
興奮しずぎてページがめくれないかも。。。

今月も盛りだくさんの内容をお届けします!

お近くの書店・コンビニ・スーパーで発売中!!
280円です。

2006年08月22日

株式会社メディコムインターンシップ受け入れに関するお願い

大学・専門学校・高校各位

株式会社メディコムでは、就業体験を目的とする企業インターンシップの受け入れをさせて頂いておりますが、ここ数年の傾向として、企業体験に臨まれる学生の姿勢・態度に問題が生じています。
自発性を伴わない不真面目な企業訪問は、弊社の業務に支障を来すばかりでなく、「学生の将来を支援する」という企業インターンシップ自体の意味を再考せざるを得なくなります。
弊社では、学生受け入れに関して、以下のような最低限のマナーをお守り頂くようお願いしております。何卒主旨をお酌み取り下さり、ご理解の程お願い申し上げる次第です。

お問い合わせ窓口
株式会社メディコム
インターンシップ受入担当
総務部/中野渡
TEL 088-625-0911
FAX 088-625-0919
 

2006年08月21日

2006年08月20日

徳島で若者を採用するお悩み その4「テキトーな労使関係」
文責=坂東良晃(タウトク編集人)

ひきつづき高校生の採用試験のお話。
高校生たちは、進路指導の先生と面接の練習をだいぶこなしてきてる。面接のしょっぱな、必死で暗記してきた志望動機や自己紹介を、がんばって朗読しようとする。しかし、当社ではそのような必要はない。あらかじめ用意された立派な言葉にはあまり意味がない。前もって練習してきた内容以外の、その人本来の人間性を知りたいとぼくは思っている。だから、想定問答集どおりの質問はほとんどしない。
ちかごろでは、普通科はおろか、商・工・農などの専門課程の高校生も、多くの人が大学や専門学校に進学するようだ。徳島労働局の報告では、平成3年度には1万1634人の高校卒業生のうち、4252人が就職希望していたが、昨年度は8528人の生徒のうち、就職を希望したのはわずか1529人である。たった15年の間に、「はたらきたい高卒者」は3000人近く減ってしまった。
今年、当社を受けてくれた生徒も、普通科の場合、同級生で就職するのはほんの数人だと言う。
学年でたった1人だけという事例もある。これほどまでに高卒就職は敬遠されているのだろうか。就職する高校生も少なくなったうえに、就職してもすぐ辞職してしまうのが常態となっている。この春に就職した人に聞くと、友達20人のうち19人が夏までに会社を辞めてしまったという。正社員に見切りをつけた彼らは、みなアルバイト、パートとして働くか、家事手伝い、無職のまま10代を過ごす。
ある商業科の生徒に「高校に届いた求人票の中からどうやって企業を選んでんの?」と聞くと、こんな返事である。「できたらラクしたい、遊びたい、と思っているので、そういう会社がないか探します。具体的には、夕方にちゃんと終われる会社。残業があると聞かされたら最悪!って話になります。自分の趣味を仕事にしようという子は、私の周りにはほとんどいませんでした。初任給11万円〜15万円の会社が多いんで、バイトしよう方が儲かるでーと思ってしまう。それに職種もほとんどが事務職か販売職か工場勤務なんで、なんかやりたいと思っとっても仕事を選べんっていうんが現実」。話変わって、4年制の大学生の採用試験。年を追うごとに、学生の劣化ぶりが激しくなっている。
まず基礎知識が大きく欠如している。三権分立とは何か、憲法九条の主旨、国連常任理事国名などなど、答えられないのがあたり前。都道府県の県庁所在地すら知らない。知識レベルで評価すれば中学生以下である。これが小中高大16年間のニッポン教育の成果かかと思えば、暗澹たる気持ちになる。
基礎知識だけではない。対話する能力もない。論理的にモノを考えたり、説明する方法を知らない。自我が強いかわりに、独自の人生観、価値観が育っているのかと言えば、そうでもない。どうして○○学部に進んだんですか?というフツーの質問に答えられる人がほとんどいない。趣味は誰もが同じ金太郎飴。音楽、ダンスに映画鑑賞。まったくどいつもこいつも音楽好き。いやいや音楽なんて誰でも聴くだろう。他になんかおもろい話ないのか?

就職活動するにあたって「覚悟」が感じられる高校生。一方で、進学の延長のような感じでフニャフニャと世間に出ようとしている大学生。70人ばかりが集まった入社試験会場を見渡して、つくづく思う。この会場にいるうち80%の大学生は、大学教育など受ける必要ないんだろうね。じゅうぶん働ける身体をもち、小中高と12年間も基礎教育を施されて、さらに4年間も受けるべき教育って何なんだ?実践的に社会に還元するに足る、医・法・経済・理工学はさておき、文化教養の範疇の大学教育は、もはや今必要ないんじゃないか。
残念ながら、ぼくは大学教育を受けていないので大学教育の現場を見たことがない。したがって正しい批判はできない。しかし長い間働いているので、労働の価値はわかる。労働の価値を理解しようとしないテキトーな人間が、つぎつぎと大学から生産されていることは事実である。

ちなみに当社の大卒向けの採用試験はこんなのです。
□某国からミサイルが発射されたという情報が、ニュース速報で流されました。あと20分であなたの住んでいる街に着弾する、という空襲警報も発令されました。そのミサイルは、ひとつの街を焼け野原にする程度の威力があります。街じゅうのあらゆるサイレンが鳴り始めました。渋滞で道路は麻痺しています。あと20分であなたは何をしますか?
□日本が他の国の武力侵攻を受け、占領されました。あなたの街では、土地や家は没収され、市民は難民キャンプに移動させられました。飢えや渇き・病気から、体力のない老人・子供が徐々に死んでいきます。今からあなたは何をしますか。
□あなたが今、死に床についたと仮定します。自分の人生をふりかえって、満足のいく一生であったか、そうでなかったかを判断する基準は何であると思いますか? (これはトーマス・エジソンが考えた採用試験のパクり)
□あなたは事故で脳を損傷し、目覚めたとき、植物状態となっていました。意識はクリアにありましたが、まばたきする以外、身体のどこも動かせません。枕もとで医師が「現在の医学では、これ以上回復させることはできない」と、家族に説明しています。あなたはどのようにして外部に自分の意思を伝え、そしてこれからの人生を生きていきますか。
□自分の子供(娘)が中学生になり、援助交際をしていることを知りました。小遣いは十分に与え、学校の成績も悪くありません。あなたは、娘に対して、どのように声をかけますか。

これら設問は、受験者の人生観を知るためのものである。平時ではその人間性はわからない。窮地に立ったときどう行動するかで、その人の生き方がわかる。(ま、ペーパーテストでわかることって限られてるけどね)
一方、面接において「尊敬する人は誰?」かを聞くことを、厚生労働省や県行政は禁じている。なぜ聞いてはいけないかというと、「思想・信条、人生観などは、憲法で保障されている個人の自由権に属し、それを採用選考に持ち込むことは、基本的人権を侵す」からである。
厚生労働省からの指導は以下である。
□不適切な質問内容の例
× あなたの信条としている言葉は何ですか。
× 学生運動をどう思いますか。
× あなたの家庭は、何党を支持していますか。
× 労働組合をどう思いますか。
× 政治や政党に関心がありますか。
× 尊敬する人物を言ってください。
× あなたは、自分の生き方についてどう考えていますか。
× あなたは、今の社会をどう思いますか。
× 将来、どんな人になりたいと思いますか。
× あなたは、どんな本を愛読していますか。
× 学校外での加入団体を言ってください。
× あなたの家では、何新聞を読んでいますか。

かつては、左翼思想や労働運動に興味のある学生をはじくために思想調査をする企業があり、また一時露骨に行われていた出生地による就職差別をなくすために、このようなルールが作られたのである。企業からすると、「うるさいサヨク野郎を入れてストライキを扇動したり、賃上げ交渉ばかりされたらかなわん」という意思が働いていたのだろう。
しかしさー、いまどきの高卒学生がマルクスを敬愛し、赤旗を定期購読し「蟹工船」を愛読するわけもない。鎌田慧に憧れ自動車工場に潜入就職したり、秋田明大のアジテーションを研究などしない。(古いね〜)ま、今どきそんなヤツが現れたら、ぼくは三顧の礼をもって迎え入れたいと思う。
お役所が書いた例文のうち半分はブシツケすぎる質問だと認めるが、「今の社会をどう思うか?」「愛読書は何か?」も聞けないんじゃ面接にならない。その人物を、いったいどこで判断するというのか。その人物の人生観に興味をもたず、学生時代の成績や技能、作業適正、身体条件を重視せよというのなら、それは逆に、労働者を「働くマシーン」としてしか見ていないということではないのか。
ぼくは堂々と「尊敬する人は誰?」と聞きたい。それは、その人が目標とする生き方・考え方が、多くの言葉よりもはるかに分かりやすく伝わるためだ。この件について、労働局や教育委員会からご指導があるのだろうか。しょっちゅうご指導ばかりされている身なので、間違っているならまたご指導ください。

若者は、早く働きはじめた方がいい。鉄は冷めてしまうと打ってもポンコツだ。勉強は、自ら学問に渇望したときにスタートすればいい。18歳で働きはじめても、「自分にとって学問が必要だ」と感じたら、そこからスムーズに大学入学できる。学生している間も、ある程度の給与保障はするのだ。あるいは、働きながら高度な教育を受けられるようなシステムをつくれないか。そのようなバラエティな人生を支援する体質のカイシャがあってもいいではないか。
学問だけではない。1年くらいポンっと休めるようにし、その期間趣味に没頭したり、世界を放浪したり、ニュースの現場を見に行ったり、自分を見つめなおす時間を取れる・・・そんな仕組みができないか。労働者と趣味人と学生と旅人と家庭人をいったりきたりできるような、まあ言うたらテキトーなカイシャと労働者の関係だ。
そういう「一時的に働かない」人員を抱え込むためには、カイシャを高収益体質にしなければならない。これが難しいのよね〜。日々、研究はつづく。

2006年08月17日

さらら8月17日号発行!特集は、「緊急スペシャル とくしまの交通事故、多発警報!!」です。
今年に入って交通死亡事故が増えています。
平成18年1月1日〜7月末現在、昨年の同時期と比べると、
死亡事故件数が30%以上も多いのです。
これを減らすためにはどうすればいいのか?
その原因を探りながら、県警の方にお話をうかがい、
なくすためのアイデアを募りました。

2006年08月11日

徳島で若者を採用するお悩み その3「不平等社会を生きろ!」
「全共闘」って知ってるか? 70年代に吹き荒れた学生革命のことだ。
あの時代に酔ったオッサンたちが作った社会が今のニッポン?
それじゃあまりに思想と現実のギャップが激しすぎるよな。
きっとオッサンたちはどっか地下深くに潜行し、虎視眈々と出番を待ってるのだ。
あの時代、オッサンたちは何を否定し、何を生み出そうとしたのか。
今となっては何もわからない。けどな、「全共闘」は悪くないと思う。
主義のためにケンカするのはいいことだからな。

文責=坂東良晃(タウトク編集人)

こまった。
またこの季節である。
スギ花粉が舞い飛ぶ春先、あのオッサンたちがふわふわと地上に舞い降り、そして活発に動きはじめるのである。
オッサンたちは元気である。いたるところに出没する。ふだんは迫力あるコワモテの人相も、このときばかりはとても柔和なお顔立ちになられる。
オッサンたちの活躍の季節・・・コネ就職シーズンの開幕である。ニッポン列島を覆うコネの嵐は、就職戦線が活発化しようと氷河期に入ろうと、関係なく吹き荒れている。コネ、コネ、コネ、しつこい小バエのようにまとわりつく。
毎年100人を超える学生が、小社の入社試験を受けにきてくれる。競争率は10倍から20倍。徳島には、同業種の就職口はそんなに多くはない。だからみな、真剣である。
一方のわれわれは、わずかな接触時間で学生を「選択」しなくちゃいけない。だから自然と、試験内容はストイックなものとなる。大勢が注視する中で激しいディベートをしたり、自分自身のプレゼンテーションに挑むなど、短期決戦型であり、かつ本人の性格があらわになる手法をとる。
創業して8年という若い当社に、大切な1日を預けてくれる学生たちに強い緊張と努力を強いているぼくたちは、必ず守らないといけないと思っていることがある。試験は、平等でなければならない。そして、不正があってはならない。あたりまえのことである。

ところが、そこにメリメリと割り込んでくるオッサンたちがいる。
4月も春の盛りの頃、オッサンたちは増殖をはじめる。あるオッサンは、「紹介したい人がいるんだけどね」と満面の笑顔で登場、「なかなかいい子なのだよ」と汗をふきふき説明をはじめる。あるいは、今まで何の接点もないオッサンから電話がある。
「いやあ、キミはよく頑張っとるみたいだね。□□の議員さんからも聞いてるよ」
(そんな議員など知らん! なおかつ議員なんて人種、好きなわけねぇ)
何の用事かと不審がると、「ところで今、人の募集やってるんだってね?」とおずおずと切り出す。この程度のアプローチならまだマシな方だ。
ある図々しいオッサンは、知人の子供を会社に連れてくるなり、「今から面接してくれるかな、私も同席するからね」と言いだす。またあるオッサンは、当社へ融資をしている銀行の行員を帯同してくる始末。んなことが効果でもあるとでも思っているのだろうか。だろうね。

このオッサンたちは実にさまざまなルートを通じてアクセスしてくる。取引先、取引先の取引先、取引先の取引先の取引先、親戚、近所、関連会社、議員、役人・・・。まるでワールド・ワイド・ウェブ並みの蜘蛛の巣ネットワークをお持ちである。オッサンたちは自らの存在証明をしたいのだ。
「就職の世話をした」というのは、ビジネスでいう貸し・借りの作りっこである。仲介するオッサンは、ぶじ就職を世話できた相手方に貸しをつくる。人を受け入れたカイシャは、仲介したオッサンに貸しをつくる。いい血筋の息子・娘さんなら、人質として機能する。天下りをあえて受けていれる各種団体や企業と同じ構図である。
ぼくはオッサンたちに申し上げる。「当社はいつ誰にでも門戸を開いてますが、少なくとも就職を希望しているご本人から連絡をもらわないと、どうしようもありません。それに、採用試験は他の方と同じように受けていただきます」
すると、オッサンたちはブ然とする。
(おいおい誰が口をきいてやってると思ってるんだ? この世間知らずのバカヤロウ。 ワシだぞ、ワシ。ワシの紹介なんだけどな〜。ケツ青いのかテメエ)って感じだ。ま、丸カッコ内はぼくの想像だけど。要するに、自分の紹介する人物を他の学生ドモと同列の位として扱うなかれってことなんだろね。

ところで、ぼくは「コネつき」の学生さんとも平等に接する。タチが悪いのは親や周囲であり、本人にたいした罪はないからである。彼ら学生さんと面接をしてみると、80%以上の確率で不本意ながら当社を訪問していることがわかる。
「ボク、ホントは別の夢があるんですが、親が許してくれないんです。だから就職せざるを得なくなってしまい、ここを受けにきました」
「実はわたし、他の会社に内定をもらっているんです。でも、県外なので親が反対しているんです。地元で就職してほしいって粘られて、やってきたんです」と、辛そうな表情を見せる。ぼくは同情の念に耐えない。
「私はなぜこんなワケのわからないカイシャを受けないといけないのですか? 」
と泣き出す学生もいる。不自由な環境にたいそうストレスがたまっとるようだ。こういう学生さんたちとお話をしていると、次第に採用面接が悩み相談会と化してゆく。

「どうやったら親を説得できますか?」
「なぜ私は好きなことをやらせてもらえないんでしょう」
ぼくはぼくなりの答えを返す。答えのパターンは決まっている。
「親が病気なら、親の言うことをきく」
「親が健康なら、自分のやりたいことをやる」
物事はシンプルに考えれば解決に近づく。

いびつな社会である。小学生に平等観念を刷り込むために、運動会のかけっこで順番をつけるのをやめる。男女混合名簿やら、通信簿で相対評価しないやら、教育現場は現実社会を無視して、その場限りの桃源郷をつくろうとしている。ところが、役人と議員と商売人が作る大人の社会は、不平等主義の集大成ともいえる。

不完全な競争社会、不完全な日本型なれあい資本主義。公のルールではなく、コネ、密約、根回し、裏取引、夜の接待などで勝敗を決めようとする。そんなつまらないことに、コストと時間をかける事がビジネスよとうそぶく。
そして、就職という人生のスタートラインに立つ若者に、自らぬけがけを試みる生き方をしろと、大人たちがセッティングする。だからこの社会はダメだ、絶望的だ、とボヤきたいのではない。
言いたいことはひとつ。若者だけがこの世の中を変えることができる。コネがあるヤツも、コネのないヤツも、自分の権限や境遇を利用するかしないかは、最後は自分の判断なのである。
オッサンたちは選択肢をちらちら見せているだけだ。キミは試されているのだ。
キミは自分の脳ミソがぐっちゃんぐっちゃんになるまで考えればいい。そしてサバンナの弱肉強食の生態系のなかに放り込まれたつもりで、この不平等社会を力強く生きろ!
痛みに慣らされず、誰にも取り込まれず、この不平等社会をマシに変えていこう!
それだけ!

2006年08月10日

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